<日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日◇28日◇我孫子ゴルフ倶楽部(6,706ヤード・パー72)>
悪天候のためスタートが2時間45分遅れる波乱の幕開けとなった「日本女子オープン」の第1ラウンドで、柏原明日架が6バーディ・ノーボギーの“66”と初日から躍動。6アンダーをマークし、暫定ながら2位につけた。
INコースからスタートした柏原は、「同組の選手みんな伸ばしていて、誰かが獲ったら次はだれかが獲る、みたいな感じで良いリズムで回れました」と菊地絵理香、アマチュアの西村優菜と共に序盤からバーディを量産。ハーフターンして迎えた3番では残り70ヤードから1mにつけてバーディ、7番では8mを沈めるなどショット、パットともに安定したプレーで首位と1打差の好位置につけた。
「朝に雨が降っていたので、今日はグリーンも柔らかくて球が止まりやすいコンディションでした。それもあってピンが振ってあるところでもキャリーでピンを狙っていけたので、そこが良かったと思います」と合格点をつけた。「ほとんどピンチが無くて、ノーボギーだったのも本当に良かったですね」。攻守がかみ合ったラウンドを振り返り、笑顔を見せていた。
柏原は、2015年、そして2016年と2年連続で「日本女子オープン」の最終日最終組に入りながらも、ともに最終日でスコアを崩し優勝を逃している。だが、その点についてはさほど意識していないという。「正直女子オープンだから勝ちたいというのはあんまり考えてないです。今はとにかく1試合でも早く勝ちたいという思いです。特別に女子オープンを勝ちたいというわけではないです」。ここにピークを持ってきたわけではなく、常に目の前の試合に集中して戦ってきたことを強調した。
もちろん、「とにかく勝ちたい気持ちが強いので、それがメジャーで果たせれば、これ以上のことはありません」と今大会にかける意気込みも強い。開幕前に「メジャーは長丁場の戦いです、4日間終わったときに、強い選手が上に来ます。私もそこで戦っているように頑張ります」と話していた柏原。好相性の大会で、今年こそ栄冠をつかみたい。
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