<日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日◇28日◇我孫子ゴルフ倶楽部(6,706ヤード・パー72)>
我孫子ゴルフ倶楽部にて開幕した「日本女子オープン」。その初日、松森彩夏が5バーディ・ノーボギーの“67”でラウンド。5アンダーで暫定ながら3位タイ発進を決めた。
雨天の中、頑張る女子プロたちの様子はフォトギャラリーで
「今日はたくさん雨が降ったのでグリーンが柔らかかった。その為ピンをデッドに狙っていくことができた」と、攻撃的なゴルフで5つのバーディを奪取。「今日は良いパーパットも何個かあった」と要所をしっかりと締めて、首位と2打差の好位置につけた。
今日のスコアには、同組のキム・ヘリム(韓国)の存在も欠かせない。「ヘリムがずっと前を走っていたので、それを追いかける気持ちで頑張りました。初めてプレーを見ましたが、ショットメーカーで自分も良いイメージでプレーすることができました」。ターゲットが明確だったことも、好プレーを後押しした。
そんな好スタートを決めた松森だが、今季は4月の「フジサンケイレディス」で3位タイに入って以降、トップ5は無し。昨年の「富士通レディス」で初優勝を挙げた新鋭は、ここまで苦しんでいる。「あまり成績が良くない時期が続いて、予選通過を目標にしていた時期もありました。最近は調子も上がってきていますが、心と技術がバラバラになってはいけないので頑張りたいと思いすぎないようにしたい」。復調気配にも慌てずに、じっくりとギアを入れていく構え。
特に悩んでいたのは一番の武器であったショットだが、「今はドライバーが振れて飛距離も出ています。こういったコースでは思い切りの良さが必要なのかと思います」と、本来のショットメーカーらしさを取り戻しつつある松森。「メジャーチャンピオンになりたいと思ってやってきました。(諸見里)しのぶさんをテレビで見てかっこいいと思っていたので、そういうところでプレーしたいと思っていました」。そんな大会での4月以来のトップ3という好発進。ものにしない手はない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>