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3年前の感覚を追い求め　畑岡奈紗の目指すベストスイング

＜全英AIG女子オープン 事前情報◇31日◇ウォーバーンGC（イングランド）◇6585ヤード・パー72＞
世界ランキング9位で日本勢トップ。メジャー制覇に期待がかかる畑岡奈紗が、今季海外女子メジャー最終戦の「全英AIG女子オープン」に挑む。
畑岡奈紗のドライバースイング【動画】
昨年は予選落ち。リンクスに翻弄された記憶がまだ残るが、今年の舞台は林間コース。「コースはまったく想像していなかった」というほど、全英の舞台としては数少ない“非リンクス”。練習ラウンドを踏まえて思うのは、「結構好きです」と、相性は悪くなさそうだ。
畑岡に言わせると、「だだっ広すぎても今の調子だとターゲットを絞りきれなかったりするので、ちょっと狭いと感じるくらいのほうが集中できるかなと思います」。復調へのキッカケをつかめそうな気配を感じ取っている。
自身が不調というショットについての悩みはまだまだ未解決だが、原因は徐々に解明中。最もいいスイングだったという、2016年11月の動画を引っ張り出し、「体調とか移動があったりして、ちょっとずつ変わっていくのが大きなミスになっちゃうのかな」とする現状の中で、チェックを繰り返している。
「去年もずっとしっくりきていたわけではないです」と、初優勝に加え2勝目も決めた飛躍の年でも満足はしていなかった。理想を追い求める過程で、少しのズレを感じ続けているが、「これくらい悪くなってしまうのは年に2、3回あります」と、今もなお修正作業は続くが、メジャー最終戦の開幕は刻一刻と迫っている。
そんななかで迎える本大会。「今年のはじめはメジャーを獲りたいと思って頑張っていたけど、なかなかうまくいかなくて逆に気持ちが入りすぎていた。残り1試合はそんなにメジャーとか考えないでやりたいなと思います」と、好印象のコースで、気持ちを楽にスタートダッシュを決め、モヤモヤを吹き飛ばしたい。（文・高桑均）

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