<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 2日目◇13日◇チェリーヒルズゴルフクラブ◇6425ヤード・パー72>
“30ラウンドぶり”のオーバーパーラウンドとなる「75」で2日目のラウンドを終えた渋野日向子は、「しんどかったです、久しぶりに」と言って深く息を吐いた。前日には29ラウンド(R)連続オーバーパーなしという国内女子のツアー記録を打ち立てたが、この日は出入りの激しさが目立つ1日となった。
記録は止まっても…シブコ、ナイスショット!【大会ライブフォト】
10番からスタートし、最初にスコアが動いたのが序盤の12番。ここでボギーを喫してしまう。15番で一旦はスコアを戻したが、16番でこの日2つ目のボギー。さらに17番は池ポチャがたたってダブルボギーとしてしまう。流れは戻らず18番でも1つスコアを落とす展開。前半「40」というスコアを書き込むことになった。
「悲しくなるくらいのショットの悪さ」と、状態はなかなか上がってこなかった。2番ではこの日4つ目となるボギー。その後3、4番を連続バーディとしたものの、5番から今度は連続ボギーを食らってしまう。「自滅しまくった」という気持ちを抱いた。
だが、全英女王はただでは終わらない。7番で1.5mのバーディパットを沈めると、最終9番では3mを沈めバーディフィニッシュ。「最後は意地でした」という終盤の2バーディで、“しんどいい1日を”トータル1オーバーで踏みとどまった。
5バーディ・6ボギー・1ダブルボギー。この結果、今年6月の「ニチレイレディス」第1Rから継続していた連続オーバーパーなし記録は「29R」でストップすることになった。「オーバーパーをたたいてしまったのは残念です。『30ラウンド』まで行きたかった気持ちもありますが、仕方ないですね」。こう悔しさを口にしたが、優勝した7月の海外女子メジャー「全英AIG女子オープン」も含めると「33R」連続オーバーなしというのが“大記録”であることに変わりはない。気持ちを切り替え、再び明日からのラウンドに臨みたい。
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