シーズン途中にシード選手以外のTP登録者を賞金ランキング上位順に並び替え、リランキング順位に基づき出場資格を付与するリランキング制度。昨年からスタートしたこの制度も2年目を迎えた。「デサントレディース東海クラシック」を終え、いよいよ今週、大会終了後に第2回リランキングが行われる「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」を迎える。
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泣いても笑っても最後のチャンス。今週を終えた時点で、一部メジャー大会や海外試合を除く後半戦への出場権が懸かった大一番がまもなく幕を開ける。
昨年実績で見れば、ここで35位以上となれば、残り試合への出場はかなり濃厚。先週を終えた段階で35位は安田彩乃で獲得賞金は684万円あまり。となれば、やはり戦いの場を確保するには700万円前後の賞金は必要といえそうだ。
推薦出場枠などもあるため一概にはいえないが、安定して後半戦に出場するためには、もうひと踏ん張りの選手が多い。かつてシード選手として戦った下川めぐみ(リランキング36位、683万円)、辻梨恵(同37位、671万1666円)、藤田光里(同39位、618万66円)、前田陽子(同41位、583万8000円)らにとってはシード復帰に向けて大事な試合となる。
一方、新戦力でリランキング突破まであと一歩のところまで来ているのが、田中瑞希(同38位、640万2000円)、常文恵(同40位、601万5000円)、小滝水音(42位、582万4000円)、小貫麗(同44位、502万3000円)ら。ここで一発あてて、終盤の出場権獲得、シードへの足がかりとしたい。
国内参戦3年目を迎えるアン・シネ(韓国)も正念場。ここまでの獲得賞金は495万6000円え同45位。日本参戦継続の意思を示すが、ここで稼がなければ厳しい秋が待つことになる。
渋野日向子や河本結、ペ・ソンウ(韓国)、稲見萌寧、S.ランクン(タイ)、淺井咲希にようにノーシードから初優勝、そしてリランキング突破という選手も出ているため、何が起こるか分からない“リランキング最終戦”から目が離せない。
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