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8打差逆転許した“3本の矢”がシブコを襲う! 一方…『ホステス大会の雪辱はホステス大会で果たしましょう』がドラマティック?【データ好き!記者A&人情派記者Mの大胆予想】

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前情報◇26日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6505ヤード・パー72>
渋野日向子の大逆転劇に興奮冷めやらぬ国内女子ツアー。今週は27日(金)から3日間、宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」が行われる。「日本女子オープン」前最後の大会を、データ好き記者Aと、ドラマティックな展開大好き記者Mが今週も大予想!
先週優勝のシブコさん…笑顔満開で調子よさそう!【開幕前からライブフォト配信中!】
■ホステスプロ、地元高校出身者、リランキング組…白熱の展開必至
1973年に初開催され、今年で47回目を迎える大会は、東北で行われる今季唯一のトーナメントとして杜の都を盛り上げる。昨年は東北高出身の大江香織が“第二の故郷”で優勝。勝みなみや小祝さくら、新垣比菜らホステスプロや、有村智恵、原江里菜ら、この地で学生時代を過ごした選手など、多くの選手にとって特別なタイトルとなる。
また、今大会終了後には第2回リランキングが確定することもあり、終盤戦の出場権獲得に燃える選手達の“悲喜こもごも”にも注目が集まりそうだ。
■飛距離よりもフェアウェイキープできるかどうか(記者A)
前週の「デサントレディース東海クラシック」では、ツアー史上2番目となる8打差逆転で渋野が優勝した。なんとドラマチックな展開だっただろう。あれだけ『ドラマが好き!』なんて言っている人は、なぜこの展開を予想できなかったのか? ホステスプロの優勝を予想していたが……、渋野が昨年の「アース・モンダミンカップ」でホールインワンを決めた際、ルコック(デサントの展開するブランド)のウェアを着用していたから実質当たりなんていう話は聞きたくない(私のデータの振り返りをしないことはお察しください)。
さて今週の予想に移るが、またしてもなかなかデータが少ない大会だ。スタッツ、シーズン成績、さらに過去の優勝大会から、オカルト的に年齢、身長、体重、誕生日まで調べてみても共通するものはあまり見当たらない。数少ないヒントが、『ショット力の高い選手有利』という点か。
2017年に優勝した畑岡奈紗は言わずもがな、フェアウェイキープ昨年1位の酒井美紀、同昨年8位の大江、昨季パーオン率8位の李知姫(韓国)、10〜15年までパーオン率10位台をキープし続けた表純子とドライバー、もしくはアイアンの上手さに定評がある選手が上位にきている。こう見ると、畑岡を除くと“飛距離よりも安定感”というタイプがそろう。グリーンが大きくない利府では、フェアウェイから攻めるか、もしくは2打目の上手さでしっかりとパーオンできるか…このあたりがカギになりそうだ。
また過去5年の成績を見ると2桁アンダーで選手が並ぶ、という戦いになることはほぼない(1番多い年で16年の4人)。先週のようなノーガードの打ち合いとなるケースは見られなさそうだ。というわけでショット力、大会との相性、アプローチの上手さを加味してピックアップしたい。
これでいくと畑岡、渋野が最有力候補となりそうだが、ここでは知姫に注目したい。16年優勝、17年大会も2位(18年は欠場)と相性はバツグン。前週も2位に入り勢いづいているだけに、今季2勝目はそう遠くない。
同じく前週2位のテレサ・ルー(台湾)にも期待したい。今大会の優勝経験はないが、過去6年で出場した4試合のうち3試合がトップ5(13年2位タイ、14年3位タイ、16年4位)とあって、相性はトップクラスといえる。さらにショットが上手くてコースとの相性を考慮すると申ジエ(韓国)も外せない。ケガをした左足首の状態が気になるが、16年大会ではプレーオフで知姫に敗れて、その後表彰式の最中も練習グリーンで球を転がしていたのは今なお語り草。リベンジしたい大会の1つだろう。
前週に渋野に逆転を許した3人が杜の都で一矢報いる。どこかの誰かさんではないが…こんなにドラマチックなことはない。
■2週連続ホステス大会の選手に期待!(記者M)
先週の渋野の優勝…すんごかったっすね〜!! 「あのドラマを予想できないの?」という“ご質問”が、数字好きの人から来ていますが、わたくし断言させていただきます! どこかで試合を見ていたであろう“ドラマティック神”ですら、あの結果には驚いているはず! だって渋野本人も「ビックリしました」と目をパチパチしていたわけで……、これは素直に『すごいものを見せてもらった!』と、むしろ予想できなかったことを喜びたいくらいな心境なのだ!
ただ優勝者を当てられなかったのは事実…。今週は文句なしの的中で喜びたいところ! というわけで出場選手を眺めているわけだが、今週の優勝者のヒントは、先週に隠されているとわたくし踏んでいるのだ。先週は主催の『デサント』とウェア契約を結ぶホステスプロが19人出場したのだが、そのなかには今週も立て続けに、クラブ契約などで“ダンロップ”の看板を背負い、2週連続のホステス大会を迎える選手も多い。
その選手達にとって、“初戦”は優勝できなかったことになる。じゃあこのモヤモヤはどこで晴らすの? それが、今週でしょう! よくよく考えると、昨年優勝の大江もマンシングウェアを着用しており、ホステス大会で優勝できなかったことをバネに、ゆかりのある東北で優勝をつかみとったのだ!(と個人的に信じる!)
そこで、今週はそんな“2週連続ホステスプロ”のなかから選出したい! そしてわたくしが筆頭候補に挙げたいのが小祝さくらだ。今季1勝に加え、安定感バツグンの成績を残してきた小祝だが、先週にかぎって今年4度目の予選落ちを喫してしまった。最終日には、同じコーチに師事する上田桃子のラウンドを観戦している姿も目撃されている。その上田は、最終日「65」の猛チャージをしかけたこともあり…、これは大きな刺激になっているはず!
また、先週2日目を終えた時点で8位タイにつけながら、最終日に「77」を喫し39位タイフィニッシュとなった小野祐夢もここでの初優勝が激熱! 菅沼菜々だって、先週を迎えるまで出場7試合で予選落ち「6」、棄権「1」と苦しんだが、ホステス大会では18位タイと意地を見せた。新垣比菜も先週予選落ちで悔しい思いをした一人だし…これら連続ホステスプロ達の華麗なプレーに今週は酔いしれましょう!
【歴代優勝者】
2018年度:大江香織
2017年度:畑岡奈紗
2016年度:李知姫
2015年度:表純子
2014年度:酒井美紀
2013年度:イ・ナリ
2012年度:森田理香子
2011年度:フォン・シャンシャン
2010年度:イム・ウナ
2009年度:有村智恵
2008年度:上田桃子
2007年度:三塚優子
2006年度:宮里藍
2005年度:横峯さくら
2004年度:山岸陽子
2003年度:宮里藍
2002年度:高橋美保子
2001年度:木村敏美
2000年度:具玉姫
1999年度:具玉姫
1998年度:福嶋晃子
1997年度:服部道子
1996年度:久保樹乃
1995年度:野呂奈津子
1994年度:元載淑
1993年度:永田富佐子
1992年度:大城あかね
1991年度:中野晶
1990年度:森口祐子
1989年度:平瀬真由美
1988年度:高須愛子
1987年度:金萬壽
1986年度:中島エリカ
1985年度:森口祐子
1984年度:蔡麗香
1983年度:小林洋子
1982年度:ト阿玉
1981年度:岡本綾子
1980年度:蔡麗香
1979年度:荒川百合子
1978年度:森口祐子
1977年度:岡田美智子
1976年度:樋口久子
1975年度:大迫たつ子
1974年度:鳥山由紀子
1973年度:樋口久子
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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