<三井住友VISA太平洋マスターズ 初日◇14日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262ヤード・パー70>
今まで6年間、日夜考え続けても答えが出なかったスイングの悩みを一気に解消できたという正岡竜二。4バーディ・ノーボギーの「66」で回り、4位タイにつけた。
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「先週、ショットでつかむものがあった。6年間悩んできたことがあったが、ちょっと気付いた部分をやってみたら、思い通りの場所に全部打てるようになったんですよ」
その「気付いた部分」というのは「体とボールとの距離感」。過去6年間、毎日悩み、シード権を失いそうになったこともあったが、そんな時も自分なりにああじゃない、こうじゃないと試行錯誤を繰り返してきた。先週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で後輩の池田勇太と2日間回った時に「あ、もしかしたらこれかも」と気付いたのだという。
「うまくいかないことが多かったけど、これに気付いて悩んでいたことがバーっと取れた感じで…。今週もやるべきことがはっきりしたんです。試合中の緊張感の中でこれができるということが大きい」
実際、今日のラウンド中もフェアウェイを外したのはたった2回。ショットがピンに絡んでくるようになったという。先週のHEIWA・PGM-でも12位タイに入り、試合中でもうまくできるかも、と深めつつあった自信が今日の好プレーにつながった。
2006年にプロ転向して、今年で13年目。未だ優勝はない。長年の悩みが解消し、自信を持ってプレーできるようになった正岡は、「トップを獲りたい」ときっぱり。昨年の額賀辰徳に続き、ツアー初優勝を遂げることができるかに注目が集まる。(文・大泉英子)
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