<日本オープンゴルフ選手権 事前情報◇10日◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(7,180ヤード・パー70)>
前週の国内男子ツアー「HONMA TOURWORLD CUP」で今季3勝目を挙げた宮里優作。記録の残る1985年以降では初となる72ホールノーボギーでの優勝だった。今週の「日本オープン」では、その記録の継続が注目される。
まさにアンタッチャブルレコード!地元でやりとげた漢・優作
宮里は「トップ杯東海クラシック」第4ラウンドの18番ホールから73ホール連続ボギーなしを続けている。これはディネッシュ・チャンド(フィジー)と並んで歴代6位タイの記録。1位は横田真一が2003年「ANAオープン」第2ラウンドの14番ホールから続けた83ホールだ。今大会第1ラウンドで記録更新の期待がかかる。
相手はラフが深くグリーンの硬い日本オープンの舞台とあって、そう簡単には考えていない。「1番、10番と長くて難しいホールがいきなりくるので、(記録が止まるのは)あっという間じゃないですかね(笑)。簡単にくると思いますよ」としながらも、「このコースはパーを積み重ねていって、少ないチャンスホールでどれだけバーディをとって粘れるか。パー記録を意識しながらやるといい形に持っていけるんじゃないかなと感じています」。記録更新を続ければ、日本オープンのタイトルも見えてくる。
カギとして挙げるのはティショットだ。「ラフに入れると難しくなる。ティショットの精度が試されます。ラフに入れたらグリーンを狙わずに、どれだけいいところにつけられるか。バンカーを狙わないといけないときもあるでしょうし、粘るゴルフですね」。ラフに入れたときに頭を使うゴルフが求められる。
「(記録に関して)横田(真一)さんには『お願い、抜かないで』といわれました(笑)。寸前で止めておきますといいましたけどね」と先輩思いの面をのぞかせたが、記録とタイトル獲得に向けて粘りを見せる。
【1999年以降におけるボギーなしラウンド数】
1位:83ホール 横田真一(2003年)
2位:80ホール 張棟圭(2015年)
3位:78ホール デビッド・スメイル(2005年)
4位T:74ホール 白佳和(2006年)、藤田寛之(2012年)
6位:73ホール ディネッシュ・チャンド(2010年)、宮里優作(継続中)
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