<ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン 事前情報◇29日◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)・7261ヤード・パー71>
松山英樹が過去2勝を挙げている「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」がいよいよ開幕する。大会の公式ホームページを見ていたら、面白いデータを見つけたので、いくつか紹介していこう。
松山英樹が“スタジアム”の異名をとる16番で見事バーディ【写真】
まずはこれ。そうそうたるメンバーの中で松山英樹が3位にランクインしている。
1位 フィル・ミケルソン 4,198,677ドル
2位 リッキー・ファウラー 3,236,238ドル
3位 松山英樹 3,232,800ドル
4位 J.B.ホームズ 2,605,025ドル
5位 ビジェイ・シン 2,156,115ドル
勘のいい人は気づいたかもしれない。これは1932年から始まった今大会の獲得賞金の合計額。フィル・ミケルソン(米国)は過去3度優勝して獲得賞金は400万ドルを超え、ダントツ1位となっている。それもそのはず。ミケルソンは出場回数も30回で単独1位。ちなみに2位のリッキー・ファウラー(米国)は10回目の出場となった昨年、初めて今大会に優勝した。松山は出場6回で2度の優勝。「勝率」ではミケルソンもリッキーも松山には敵わない。
次は名物ホール、16番パー3でのホールインワンの回数を紹介。1987年から会場が現在の「TPCスコッツデール」に移り、16番では9度のホールインワンが達成された。一番有名なのは1997年にタイガー・ウッズ(米国)が9番アイアンでねじ込んだショット。割れんばかりの大歓声と、タイガーが手を上げて「もっと騒げ」と言わんばかりにギャラリーをあおるシーンが印象深い。
そして「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」といえば、米ツアーNo.1のギャラリー数に触れないわけにいかない。
2018年 719,179人
2017年 655,434人
2016年 618,365人
2015年 564,368人
2010年 425,905人
2005年 517,847人
2000年 415,310人
1995年 392,530人
数字は大会期間の月曜日から日曜日までに訪れたギャラリー数を足したもの。その数はどんどん増え続けて、2018年にはついに70万人を突破。上の写真を見て分かる通り、1995年には16番パー3の巨大ギャラリースタンドは存在しなかった。その後、名物ホールのギャラリースタンドが誕生、成長するにしたがい、ギャラリー数も劇的に増えていったことになる。
最もギャラリーが訪れる土曜日には、なんと1日で20万人を超える。月並みな表現だが、東京ドームの収容人数が55,000人なので、その数は東京ドームおよそ4つ分。巨人×阪神のドーム3連戦よりもはるかに多くの人が集まるのだ。米ツアー最大のエンターテインメントまであと少し。
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