新型コロナウイルス拡大の影響で、開幕から2試合連続で中止が決まった国内女子ツアー。安倍晋三首相は今月5日に、感染が拡大している中国や韓国からの入国を制限する方針を表明したが、日本ツアー22勝を誇る申ジエ(韓国)が来日を遅らせる方針を固めたことが、マネジメント事務所関係者の話で判明した。
前述したツアー中止の影響もあり、日本との距離が近い韓国選手は、本来ならシーズンが始まっている現在も自国で調整しているケースが多い。その状況でイ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネが、入国を先延ばしたことはすでに報道されているが、昨年賞金女王を争った実力者も同様の措置をとることを決めた。
また同じマネジメント事務所に所属するジョン・ジェウンも、来日を延期。一方、昨季2勝を挙げたペ・ソンウは、すでに日本で待機しているとのことで、その判断は各選手に委ねられている。感染に関わらず中国、韓国からの入国者は政府指定の施設に2週間待機、短期滞在者向けを中心にビザの効力停止、入国可能空港の制限が設けられることになっており、海外選手にとって頭を悩ませる問題だ。
今季3戦目だった来週の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」(鹿児島県・鹿児島高牧CC)開催についても、いまだ不透明な状態。欧州男子ツアーでは、今週の「ケニアオープン」が延期されるなど、先の見えない状況は続いていく。
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