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なぜオフの“大型移籍”は激減した? 現場に増えたWin-Winな関係【2020年女子ツアー気になるギア】

開幕の見通しがなかなか立たない国内女子ツアー。“女子プロ”ロスが続く状況ではありますが、逆にいえば今こそ開幕前に矢継ぎ早になだれ込んだギア情報を洗い直ときだ!ということで、気になるギア情報や今季の動向をプロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏に予想してもらった。
石川遼がキャロウェイに“移籍”したのはもう7年前…【写真】
今回は最近の移籍動向について。今年、契約で話題を呼んだアン・ソンジュ(韓国)、横峯さくらはクラブ契約フリーからのクラブ契約。また、そのほかのシード選手の契約はブリヂストンゴルフとボール契約を結んだ稲見萌寧のみ(現時点で判明しているもののみ)。契約フリーの選手が増加していることも相まって大型選手のメーカー契約間のいわゆる“大型移籍”は減ったように感じるが…。
――
私は大型契約が減った理由について、まず減ったとはあまり感じていません。ですが、そもそも契約選手が減りました。実はこれは契約している選手・メーカーそれぞれにメリットがあることなんです。選手のみならず、メーカーサイドとしても選手を縛らず自社のクラブを使って活躍してほしいという、本来のサポートの役割に回帰している傾向が見て取れます。
ツアーの現場でたくさんの選手に密着して全てのギアをサポートすることは非常に難しいです。プロならではの言葉の意味を翻訳してクラブという形で提供するのに時間もエネルギーも責任も発生します。また、選手も自由に選べる環境の中で自分の商売道具を吟味したい柔軟性があります。
昔は、一人の大選手のためにモノづくりを行って『プロモデル』として発売すればショップでも売れる商品になりましたが、今はむしろ逆に『一般ゴルファーのために』作られた製品のほうがプロたちも恩恵を受けられると考えるようになっています。特に若い選手が多いJLPGAツアーの場合はゴルフを始めた時からキャビティアイアンや大型チタンドライバーなど現代クラブを使っていた選手がほとんどです。
また、現在は弾道測定機器やフィッティングの充実など「結果が出るクラブ=良いクラブ」と考える傾向があります。スイングも皆オーソドックスで、このクラブじゃないと使えない! というのが少なくなっているので、先入観を持たずに新しいものにトライしやすい背景もあると思います。
その結果、クラブ契約フリーが増えていますし、絞るというわけですないですが、昔よりも少ない自社との契約選手を手厚く見ているという結果になっていると思います。それがメーカー間の移籍の減少につながっているのかもしれません。他メーカーに移るよりもフリーのほうが使えるクラブは増えますからね。
そんな状況はプロの皆さんでさえ、ゴルフショップに行って「何かないかな?」と探す時代を作りました。一般ゴルファーの皆さんもうまくいかないショットを自分のせいばかりにせず、「もしかしたらクラブが合っていないかも?」とショップのぞいてみても良いのではないでしょうか?
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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