<WGC-フェデックス・セントジュード招待 3日目◇1日◇TPCサウスウインド(テネシー州)◇7277ヤード・パー70>
33位タイからスタートした松山英樹は、5バーディ・2ボギーの「67」と3つスコアを伸ばしホールアウト。順位もトップと8打差のトータル4アンダー・22位タイに上げた。
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ショット、パットともに納得がいかなかった前日に比べ、この日は「いいところも少し多かった。まだ悪いショットはあると思うけど、その回数が昨日よりは少ない。もう少しなくなれば、という感じですね」と状態はやや上向きに。2番で初バーディを奪うと、7番では3パットのボギーを喫したが、9番で6mのバーディパットをねじ込み前半からスコアを伸ばした。
後半も14番パー3でティショットを3mにつけ、これを1パット。16番パー5でもスコアを伸ばし迎えた17番では、ラフからのセカンドが右12mとピンに絡めることができなかったが、これを1パットで沈める好プレーを見せた。
最終ホールはボギーでスコアを失い「あそこをパーで上がれていれば、もう少しおもしろい、良い位置で回れるかなと思った」と悔やんだが、「グリーンに乗る回数が多かった分バタバタしながらではなくて、落ち着いてプレーできた」と、18ホール中16ホールでのパーオン成功をしっかりとスコアにつなげた。
無観客で行われる大会ながら、この日は“ギャラリー”の存在を感じる一日となった。9番のバーディシーンでは、ボランティアに向け手を挙げ応援に応えた。「(観客がいると)悪い時も一生懸命に何とかしなければという気持ちがより強くなる。しばらくは観客が入れないと思うけど、きょうみたいに粘り強くできたらいいなと思います」。17番では12mのバーディパットを沈めると、近所の家でプレーを見ていた住人から歓声が挙がる一幕も。「長らくああいうのが無かったのでうれしかったですね」。ファンからの視線が力に変わった。
「あした良いスコアで回って、来週のメジャーに向けて頑張りたいと思う」。自身の視線はここからの上位進出、さらに6日開幕の「全米プロゴルフ選手権」に向けた。残り18ホールを納得のいく形で終えたい。
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