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小祝さくらもその“差”を痛感 パットが導いた笹生優花の2戦連続優勝

<ニトリレディス 最終日◇30日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>
とても19歳のルーキーとは思えないほど涼しい顔で、勝負どころのパットを次々と流し込む。小祝さくらとの激しい一騎打ちを制し、トータル13アンダーで優勝した笹生優花。2人の一騎打ちとなった戦いは、グリーン上がその明暗を分けた。
女タイガー・笹生優花のドライバースイング【連続写真】
前半は抜きつ抜かれつ、互いに食らいつくような展開。トータル10アンダーで並んでいた4番パー3では、小祝が8mほどの長いバーディパットを決めれば、笹生も5mを決め返す。優勝を争う相手への“ライバル心”のようなものも感じさせた場面だが、決して「相手は意識しない」のが笹生のスタイル。「先に入れられると自分も入れないと、という気持ちにはなります」という気持ちも湧くが、「それを意識したからといってパターが入るわけではないので」と、割り切ってアドレスに入る。
前半を終え笹生の1打リード。後半11番では歩調を合わせるかのように両者ボギーとしたが、直後の12番パー3で、笹生が優勝に大きく近づくプレーを見せる。ラフから残り19ヤードのアプローチを直接決めるチップインバーディで2打差がつくと、笹生はそこからは“入れごろ、外しごろ”といった微妙な距離のパーパットを決め続けた。「(勝負どころは)考えていなかったです。最終ホールまで何が起こるかわからないので」と、同組の小祝にスキを見せることもない。ようやく最後のウィニングパットを沈めると、小祝のもとに向かい一礼。ヒジタッチで、お互いの健闘をたたえ合った。
特に後半は、パットでピンチを切り抜けた笹生と、チャンスを生かせなかった小祝という構図になった。小祝は1日のラウンドを振り返り「今週もパットが課題になりました。パットが下手なんだなと思う」と反省の言葉を口にした後、「優花ちゃんは、パターが入っていました。自分もああなれたらと思って見ていました。差をすごく感じました」と、最後についた“2打差”の大きさを受け止めた。
だが笹生自身は、パットについて「得意ではないです」と苦笑いを浮かべる。今大会の4日間の平均パット数は28.75で全体の3位タイにつけるが、「いいといっても30回(2日目は31回)とか打ちますよ(笑)。そんなにすごくないし、普通だと思います」とあっけらかんと言い放つ。ただ、外すと後々に響きそうな場面でミスはしない。それが安定感につながってくる。
ラウンド中は、“女タイガー”ともいわれるパワフルなプレーで規格外の実力を見せるが、コースを離れると明るい19歳だ。小祝との激しい優勝争いも、感想を聞かれると「楽しかったです。小祝さんは優しいですし、会話しながらラウンドしていました。楽しかった」とニコニコ。最終日は、早朝から降り続いた雨の影響で3時間30分もスタートが遅れたが、そのあいだも“自分の世界に閉じこもる”…、ということはなく「ずっとこの辺りをブラブラしていました。寝ると失礼かなと思って」と、仲間と大笑いしながら、ガールズトークを楽しみながら過ごした。
それでも夢を聞かれると、「小さいころから世界一になりたかったです。なれるかはわからないけど頑張りたいです」とキッパリと答える。10代での2大会連続優勝は、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の快挙。「その2人と同じことを自分もできたことはうれしいですね」。近い将来の参戦を希望している米国女子ツアーで実績を残す先輩に追いつけ追い越せとばかりに、スーパールーキーの勢いは、さらに増していくに違いない。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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