<フジサンケイクラシック 3日目◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>
前日には、第2ラウンドのベストスコアをマークして首位と3打差の6位タイに急浮上した石川遼。初日の出遅れから一転、このまま大会3勝まで突き進むかに思われたが、この日は再び停滞した。
スタートホールは約6mを沈めてバーディ発進を決め、前半を終えて首位とは2打差。流れが崩れたのは10番だった。490ヤードの右ドッグレッグのパー4。ドライバーを握ったティショットが「力感が強く入った感じで、スイング的にはミスになってしまった」と左に曲がり、木の根元に止まった。アンプヤブルを宣言し1打付加し3打目をグリーン⇒まで運ぶと、4オン2パットのボギーと後退した。
15番パー5でも振り切ったドライバーショットが再び左へ。木に当たってラフに戻り、OBは免れてパーで切り抜けたが、チャンスホールで獲れず。3バーディ・3ボギーのイーブンパーと伸ばせず、トータル3アンダーで首位とは5打差が開いた。
「15番は思い切り振ってみようと思ったら、悪い物がそのまま出てしまったのでがっかりしました。もう少しというところで、自分からプレーを離してしまったかなという感じで悔しいです」と、思うように流れをつかめない1日となった。
それでも「全米オープンにむけて、めちゃくちゃいい勉強をさせてもらっています。振っていくと自分の悪い部分がでるので、あれは収穫として、明日に向けてやっていきたい」と得た物はある。新しいスイング改造もまだ取り組み始めたばかり。試合を重ねて、手応えを確実なものにしていくしかない。
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