<樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇25日◇武蔵丘ゴルフコース(6,580ヤード・パー72)>
27日(金)より埼玉県にある武蔵丘ゴルフコースにて開幕する「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」。今年も残り5試合となり賞金女王争いに注目が集まるが、一方で今大会終了時の賞金ランク70位以内の選手に与えられるセカンドQT免除をかけた戦いも熾烈を極めている。
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そんな中、竹内美雪は先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で単独5位に入り675万円を獲得(54ホールの短縮競技となったため、獲得額は本来の75%)。開幕前の賞金ランク82位から67位と大きくジャンプアップ。「今の一番の目標」と語るセカンドQT免除が大きく視界に入ってきた。
今季初のトップ5フィニッシュを果たしたマスターズ-を振り返り、キーポイントとして挙げたのは3日目。この日は前日に続き“68”の好スコアをマークした。「今年は良い成績を出した翌日のスコアがあまり良くなかったので、あえてそれを思って自分にプレッシャーをかけて頑張りました。克服しようと。それによって何か特別なことをしたわけじゃないですが、今までやってきたことをとにかく頑張ろうと思いました」。台風21号の影響により、連日雨が降る難コンディションの中で、初日から尻上がりに順位を上げられたことを評価する。
技術的な手ごたえも感じている。「今はパターがすごく良くなっています。シビアなパーパットが入るようになってきました」という。「ミヤギテレビ杯の時にトレーナーさんに言われて気付いたのですが、構えたときに前傾になりすぎていたんです。そうなると肩があがってしまって、距離感が合わなくなっていました。そこを直したらかなり良くなりました」とアドレスを修正したことがここ1か月の状態の良さを生んだ。
心残りは4日間を完走できなかったこと。「(中止になった)最終日をやりたかった思いが強いです。成績をもっと上げたかったというよりも、自分を超えるために4日目プレーしたかったですね」。3日連続でパフォーマンスを維持できれば、今後への大きな自信にもなる。また、優勝争いの中で自分がどんなゴルフを披露できるのか、1つの試金石となり得た。天候には逆らえないが、それらの経験を踏めなかったことには悔しさが残る。
とはいえ、気持ちはすでに次へと向いている。「1つの壁をクリアしたら、もう1つの欲が出てきました。何とかシードを獲れる順位まで残り試合で頑張りたいです。だから今週も上位で戦えるように」。セカンドQT免除を確かなものとするとともに、更なる目標を掴むため。勢いを味方につけて邁進していく。
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