<ショップライトLPGAクラシック 2日目◇2日◇シービュー・ドルチェホテル ベイC(ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>
首位と1打差の7アンダー・3位タイで第2ラウンドをスタートした畑岡奈紗は、5バーディ・1ボギーの「67」をマークして、トータル11アンダーでホールアウト。2位に1打差をつけて単独首位に浮上した。
日本ナンバー1 畑岡奈紗のドライバースイング【連続写真】
「予選2日間はそんなに順位は気にしないで、伸ばせるだけ伸ばしたいなと思ってやっている」という言葉通り、出だしの1番でいきなりバーディを決めた。しかし直後の2番パー4で、残り12ヤードのアプローチをパターで5mオーバーし、「一番外してはいけないところに行ってしまった」とボギーにしてしまう。
3番パー5では5mのバーディチャンスを決めることができなかったが、4番では1mにつけてバーディを奪い、この時点で首位に立った。続く5番も連続バーディとして波に乗るかと思われた。しかし、「今日は前半のパー5が2つとも取れなかったのが乗り切れなかったところ」というように、9番パー5も4mのバーディパットをショートしてパー。トータル9アンダーで折り返した。
その後、ずっとパーを並べて、後半初めてのバーディは16番パー4だった。「手前からだと難しいので、奧に2、3ヤードは外れてもいいかなと。ちょうど8番アイアンで普通に打てば良い距離が残ってくれた。思い切っていけた」とセカンドショットを1.3mにつけて、パットもしっかり決めた。
3つ目のパー5、最終18番ホールでは、ピンに当てるアプローチを見せてきっちりバーディ。「昨日よりもショットがなかなかつかなくて、チャンスも昨日に比べたら少なかったかなと思うんですけど、最後の3ホールで2つバーディを獲って、(2日目のスコアで)4アンダーにできたのは大きかったかなと思います」と振り返った。
今大会は米女子ツアー参戦1年目の17年以来2回目の出場で、3年前はトータル8オーバーで予選落ち。その悪いイメージを完全に払拭する位置で決勝ラウンドを迎える。「1年目とはだいぶ状況も変わっているけど、苦手意識はなくなったと思う。2回目の出場でこれだけいい位置で2日間回ることができているので、あと2日、自分らしいゴルフをして、どんどん伸ばしていけるようにしたいです」とバーディ合戦を見据えて、決勝ラウンドも積極的に攻める考えだ。
そして畑岡の目は、決勝ラウンドの先まで見ている。次週は海外女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」が控える。
「今週はメジャー前というところもあって、来週に向けて試合の中でいろいろ試すというのも、ある意味いい練習になっている。来週はそうやって試合中に何も考えずに、ボールの球筋だけ考えるぐらいに持っていければいいなと思います」。日本のエースは、米女子ツアー4勝目、そしてメジャー制覇も貪欲に狙っていく。
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