<マスターズ 2日目◇13日◇オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
第1ラウンドでボギーなしの「65」をマークしたDJことダスティン・ジョンソン(米国)は、第2ラウンドもショットの好調を維持した。惜しいパットを逃す場面もあったが「70」にまとめるとトータル9アンダーで暫定トップタイに浮上。「とても良い位置につけている」と満足げだった。
紅葉がきれい 秋のオーガスタはこんな感じです【写真】
10番からスタートした第2ラウンドは、11番から13番の“アーメン・コーナー”で3連続バーディを奪った。11番パー4は左ファーストカットから3メートルにつけてバーディ、12番もピン上3メートル、13番パー5はティショットを右ファーストカットに打ち込むときっちりとフェアウェイに刻んで、第3打を1.2メートルにつける手堅いプレーを披露した。
だが、流れを止めたのは14番パー4だった。ピン左約10メートルから4メートルもオーバーさせると、3パットのボギー。15番パー5では残り235ヤードのセカンドショットを3番アイアンで打ったが、一度は越えた傾斜を戻って池に落ちる不運に見舞われた。「急に風が吹いてわずかに足らなかった」と2連続ボギーを悔しがった。
以降、次のバーディが来たのは11ホールをパーにした後の最終9番。1.8メートルにつけバーディを奪うとトップに並んだ。
「ショットが冴えてすごくたくさんのチャンスにつけたのに…パットを決めきれなかった」とグリーン上で苦戦した。
昨年はタイガー・ウッズ(米国)にわずか1打及ばず2位。「あと1つパットが入って入れば」と悔しがった。これまでにもパットで泣かされメジャーを逃した経験が何度もある。
6月のツアー再開以降、絶好調が続くDJ。先週の「ビビント・ヒューストン・オープン」では松山英樹と並んで2位に入るなど、ショットの冴えを維持している。「スマートなプレーができるようになった。週末はパット次第」。昨年の雪辱なるか。(文・武川玲子=米国在住)
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