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延期となっていたプロテストの日程決定 影響と課題は?【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

約7カ月の“おあずけ”は、次のルーキーたちにどんな影響を及ぼしているだろうか。
 
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は16日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていた2020年度のプロテストの新日程をようやく発表した。3月17日以降5会場で1次を、5月11日以降3会場で2次を実施。最終プロテストは6月22日からの4日間、静ヒルズCC(茨城県)で行われる。
元々の予定では今年11月が最終テストの予定だったことを考えると、受験生たちは、約7カ月待たされることになる。最初からそれと分かっていた7カ月ではない。7月1日に「3月以降に延期」と発表されてからの約4カ月半は“本番”がいつになるかわからない中で調整を強いられるという苦しい戦いを強いられた。コロナ禍という不可抗力が原因とはいえ、見えない出口を探りながらの苦しい日々だったはずだ。
精神的にも肉体的にも、アスリートにとってピークをいつに持っていけばいいかわからないことは想像以上の困難だ。練習環境だけでなく、経済的な問題という現実も当然、ついて回る。現役高校3年生で受験するはずが高校を卒業してしまった者、何度目かの受験ですべてをかけている者、単年登録でプレーしていたのに制度変更に振り回されている者…。置かれた状況は違っても、モヤモヤを抱えて過ごしたことは想像に難くない。
見えない“敵”と格闘を続けているのは、ゴルフの世界だけではない。ウイルスそのものはもちろんだが、指針の定まらない政策を始め“世間の空気”という風評などの“人災”にあらゆる業種が振り回されている。医療従事者、旅行業界、外食産業、エンタテインメント産業、スポーツ産業、不動産業…。数え上げればキリがない。学生や子供たち、主婦だって例外ではない。
日本以上に感染が再び広がる海外の状況を尻目に、来日したIOCのバッハ会長は観客を入れての東京オリンピック・パラリンピックを、1年延期の日程で行うことを断言している。政府、東京都、オリ・パラ組織委員会は、これを錦の御旗とばかり開催に突っ走るのだろう。アスリートたちはこれに振り回されながらも、ただ大会が行われるのを待つしかない。
ウイルスそのものを今すぐどうこうすることはできないが、現状では「絶対に感染しない」ことなど不可能に近い。その中で生き残っていくには「できるだけ感染を広げないこと」と「感染したらどうするか」を考えるしかない。イベントであれ、会議であれ、中止や延期を余儀なくされるものは、できる限り早くその旨とその後について連絡するのが誠意というものだ。刻一刻と変わる状況の中では、再び変更することも視野に入れながら…。
振り回される側の気持ちを第一に考えれば、方法はおのずと決まって来る。企画する側の都合は仕方ないとしても、そこに“世間の空気”などという目に見えないものへの忖度(そんたく)は必要ない。フレキシブルに対応することとブレることとは、根本的に違う。
コロナ禍が、将来の女子プロゴルファーたちの芽を摘むことがないことを祈るばかりだ。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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