<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇25日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6,543ヤード・パー72>
現在2週連続優勝中のルーキー・古江彩佳が、今年の国内ツアーを締めくくるメジャー大会にも、普段と変わらない気持ちで臨む。
ちなみにシブコの1文字はこちらです【大会フォト】
開幕前日も18ホールを回って、しっかりとコースを確認。ゴルフの調子について聞かれると、“いつも通り”「ぼちぼちですね(笑)」という答えが返ってくる。気負いのない、リラックスした雰囲気だ。
ここで勝つと、全美貞(韓国)、鈴木愛に次いでツアー史上3人目の3週連続優勝となる。これについても「運だなと思います。マイナスなことを考えず、楽しんでいれば運もついてくると思う。試合にだけ集中して頑張りたいですね」と、やはり自然体を貫いていく。
さらに、今年はここまで7310万2992円を稼ぎ出し、賞金ランクで笹生優花に次ぐ2位につける。今週の優勝賞金3000万円を加えると、ランク1位に浮上する可能性だけでなく、今季わずか14試合で1億円の大台を突破することにもなる。
“1億円”という金額のイメージについて聞かれると、「高い(笑)」と素直な答え。続けて「(ここまで稼いだ実感も)ないですね。7300万円でもびっくり。これまで“賞金女王争いで1億突破”みたいなニュースを見てきて、すごいというイメージしかない」と話す。それでもやはり、「(1億円という結果は)後からついてくるものなので全然考えていません」と、これがプレッシャーになることもなさそうだ。
先週の優勝により世界ランクは16位まで上がり、五輪レースで鈴木愛(20位)を抜き日本勢3番手となった。さらに2番手の15位・渋野日向子にも肉薄している。これには「え〜って感じ。びっくり、驚きです」と少し“動揺”もしたようだが、「(東京五輪への)チャンスが増えたなという気はしてます。行けたらすごくうれしいですけど、五輪のことを考えているかと言われると今はない」と、ただ目の前の試合にだけ集中していく。
今年を象徴する漢字1文字を聞かれると、サイン色紙には『笑』という言葉が記された。理由については「大変ななか笑顔で試合を楽しむことができたので。いい言葉だと思います」と答えた。宮崎での4日間でも、まずは笑顔でプレーすることを心がけ、その先にある最高の結果へと辿りつくつもりだ。(文・間宮輝憲)
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