原江里菜が「自力」で“レギュラー復帰” 「宝くじに当たるくらいの気持ちでした」

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原江里菜が「自力」で“レギュラー復帰” 「宝くじに当たるくらいの気持ちでした」

<JLPGA増枠予選会ファイナルステージ 最終日◇3日◇有馬カンツリー倶楽部(兵庫県)>
ツアー通算2勝の原江里菜が、“レギュラー復帰”を目指した予選会をトータル5アンダーの3位で終えた。これで来年出場枠の拡大が予定されている10試合程度に出場できる見込みとなった。
来年の出場権が得られるボーダーラインはトップ10。3日間競技の最終日を3位で迎えた原だったが、最後にピンチが訪れた。トータル5アンダーの“圏内”で迎えた16番パー4で、セカンドショットをグリーン左手前のバンカーに入れると、そこから出すのが精いっぱい。ボギーパットも3メートルほど残る苦しいホールとなり、結局ダブルボギーを叩いた。「最後はバタバタしてしまって。他の選手のスコアも見ることができないので、1つでもバーディを獲って上がりたかった」と、焦りの原因を作った。
しかし「バーディホールではない」という続く17番パー3で4メートルを決めて、1つ獲り返すと、最終18番パー5でも三打目を60ヤードから1メートルに寄せ連続バーディ締め。「自力で勝ちとった感じがしますね」。終わってみれば“楽々の”通過となった。
昨シーズンは賞金ランク63位という結果に終わり、12月のQTへと回った。しかしここも73位と失敗し、下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場になることが決まった。「出るつもりはなかった」と、あくまでもレギュラーツアーにこだわる姿勢も打ち出していたが、その矢先に新型コロナウイルスが猛威をふるい自粛生活を余儀なくされた。
この期間を原は「引退の疑似体験」と表現する。そしてこれが「試合に出たいという気持ち」につながった。ツアー開幕後は、レギュラーツアー4試合に加えて、ステップも4試合に出場。「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」では2位タイにもなった。「ステップに出たことで手応えや課題が見つかりました。いい1年になりました」。新たな体験が、原のゴルフの支えになった。
今年2月からプロ野球・読売ジャイアンツの菅野智之投手、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手らに、効率のよい投球フォームを指導したスポーツトレーナーの鴻江寿治氏の指導を受ける。「スイングはもちろんですけど、その理論に基づいたクラブのアドバイスをいただいて、それが1番の収穫になりました」。さまざまな変化を、自らの力に変える1年になった。
「正直(予選会が)始まる前は、枠も少ないし、宝くじに当たるくらいの気持ちでした。それが来年、自力で出られるようになってうれしい。(上田)桃子先輩など同じ世代の選手も頑張っている。(若手選手に)負けていないところを見せたいですね」。ここからは現在取り組み、手応えも感じている新たなスイングを、さらにブラッシュアップしていく。この増枠予選会から、リランキング突破、シード復帰、そして優勝へ。再び階段をのぼっていく。
■増枠予選会
2021年に開催される女子ツアー、ステップ・アップ・ツアーで、主催者、共催者の同意が得られた場合、総出場人数を増枠し、2020-2021シーズンの出場資格を持たない選手のため出場機会を設けるための予選会
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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