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パーオン率は2位! 渋野日向子の“全米首位”を支えるスタッツをひも解く

<全米女子オープン 3日目◇12日◇チャンピオンズGC(米国テキサス州)◇サイプレスクリークコース(6731ヤード・パー71)>
2020年最後の海外メジャー大会のムービングデーは、アンダーパーをマークしたのがわずか2人とタフな1日になった。そんななか単独トップからスタートした渋野日向子も1バーディ・4ボギーの「74」と、「本当に難しかった」というラウンドで歯を食いしばった。トータルスコアは4アンダーと3つ落としたものの首位の座は堅守。そんな渋野のプレーを支える要素は何か? 3日間のプレーを、スタッツで振り返る。
■ドライビングディスタンス
3日目のサイプレスクリークコースは、前日に降った雨の影響もあってか、フェアウェイもランが出にくく、ティショットで距離が稼げない状況。渋野の測定ホールでのドライビングディスタンスも「226.7ヤード」、「241.0ヤード」と、やはり飛んでいるとは言い難かった。3日間の平均は242.3ヤード。決勝に進んだ66人中42位という結果にとどまっている。
それでなくても6731ヤードを誇るコース。パー4のセカンドショットでユーティリティなど長いクラブを握る場面も目に入った。渋野自身も「ランが出ない分、キャリーがもう少し欲しい」と話していたが、その“実感”は数字にも現れている。しかし、これで結果が出ているのも事実。無理せず着実に…というのも戦略の一つだ。
【ドライビングディスタンス上位(3日間)】
1位:キム・イェリム 262.5ヤード
2位:リン・グラント 260.7ヤード
3位:イングリッド・リンドブラト 260.1ヤード
・・・・・・・・・・・・
42位:渋野日向子 242.3ヤード
■フェアウェイキープ率
その分、ティショットの正確性では上位につける。フェアウェイキープ率は3日間で76%を記録し、12位タイ。初日は86%を記録したが、ジャックラビットコースを回ってトップに踊り出た2日目は57%に落ちていた。しかし3日目に再びサイプレスクリークに戻ると86%を記録。グリーンまで距離を残している現状を考慮すると、ここでラフからのショットが少なかったことは、スコアメイクに好影響を及ぼしたはずだ。
ちなみにこのランクでは日本の稲見萌寧(88%)が1位タイ。三ヶ島かな(83%)が3位タイにつけている。
【フェアウェイキープ率上位(3日間)】
1位T:ジェニー・シン 88%
1位T:稲見萌寧 88%
3位T:サラ・シュメッツェル 83%
3位T:三ヶ島かな 83%
・・・・・・・・・・・・・・・・・
12位T:渋野日向子 76%
■パーオン率
予選ラウンドの好調ぶりを支えた大きな要因は、ここだろう。「本当にアイアンショット、セカンドショットがすごく安定していたと思う。出木杉君です(笑)」というコメントを残した初日は83%、2日目も78%を記録と安定感バツグン。2日間平均で81%を記録した。
しかし決勝ラウンドでは、少し“ほころび”が生じた。ティショットで距離を稼げないことも作用したのか、その正確性は61%までダウン。「今日はアイアンショットが行ってはいけないところばかり」と、グリーンサイドのバンカー、ラフからアプローチを強いられる場面も目立った。しかしそこを再三しのぎ、「アプローチがうまくなったと思ってもいいかな」と胸を張ることもできる1日になった。
【パーオン率上位(3日間)】
1位T:イングリッド・リンドブラト 78%
2位T:渋野日向子 74%
2位T:アリー・ユーイング 74%
 
■パッティング
では、グリーン上はどうだったか? 3日間の平均パット数は30。これは27位タイという数字だ。初日は30回で、2日目は28回。やはりトップを奪った日は、ここの好調さがうかがえる。しかし前日降った雨の影響で、グリーンもやや重たくなった3日目は32に下がっている。
渋野自身は「パッティングは昨日ほどよくなかったけど、前半から惜しいのが多かった。カップの位置が微妙なところが多かったからだと思います」と振り返る。ただ、確かにチャンスを逸した惜しい場面もあったが、拾うべきところではきっちり決めたという印象も強い。ミスといえば1番の3パットくらいと言ってもよく、ここも“耐えている”部分となっている。
【平均パット数上位(3日間)】
1位:キム・ジヨン2  27.00回(1.50回)
2位:リディア・コ  27.67回(1.54回)
3位T:キム・セヨン  28.00回(1.56回)
3位T:ミンジー・リー 28.00回(1.56回)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27位T:渋野日向子  30.00回(1.67回)
日本人初となる海外メジャー2勝目がかかる最終日。日本で応援するファンの目が夜中にもかかわらずパッチリと覚めるようなショット、パットの連続に期待だ!
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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