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原英莉花の“イメージがガラリ”と変わった2つの勝利【記者が見た2020年名場面】

2020年もまもなく終わり。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内男子6試合、国内女子14試合となってしまった。21年まで続く異例のシーズン。短い時間ではあったが、今年も多くの名場面が生まれた。そこで印象に残ったシーンをALBA.Netの記者が勝手に選定。今回は原英莉花の“イメージを変えた”2つの勝利について。
今年の国内最終戦となった「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」最終日の15番パー4。トップを快走していた原英莉花は、セカンドショットをやや砲台グリーンの奥、ピンまで20ヤードほどのラフに外すピンチに直面していた。しかし、この後のアプローチが実に“お見事”だった。「イメージ通り打てました」とピッチアンドランの軌道で転がると、カップから数十センチの位置にピタリと止まり、ガッツパーでここを切り抜けた。
直前の14番では17ヤードの短いアプローチを寄せきれずボギーを叩いており、2ホール連続で同じようなスコアロスはさすがに避けたいところ。この時、すでにホールアウトしていた2位の古江彩佳との差は3打あったが、まだ難易度1位を誇る18番も控えているという状況だった。どうしても守りきりたい場面での値千金の一打。このシーンを見て感嘆したことを覚えている。
4日間単独トップを守り、正真正銘の完全優勝を果たしたこの試合は、それまでの原のイメージを大きく変えるものだった。それは優勝会見で本人も「ショットが頼りにならず、今までの自分とは違うプレーでした。『誰がプレーしているんだろう?』と何回も思うくらいでした」と振り返ったほど。とにかくアプローチ、パターで手繰り寄せたガマンの勝利だったと感じた人も多かったのではないだろうか。
メジャー初勝利を挙げた10月の「日本女子オープン」も会場で取材したのだが、この時には「みなさん(原のイメージは)ドライバーと言いますけど、私はアイアンが好き。ピンに絡めるショットを見て欲しい」と“持ち味”を発揮しての優勝だったことがうかがえた。また「自分のプレーは攻める気持ちが大事。それを再確認しました」という言葉も原らしさに満ちていた。
“攻め切った”日本女子オープンと、“守り切った”リコーカップ。同じメジャー制覇でも、この2つの勝利で抱いた印象は両極端なものだった。
ただ、その両方の試合を通じて、一番意外に感じたことが他にあった。それが、優勝を決めた後のリアクションだ。
日本女子オープンでは「バーディパットを外した後、(会場が)“シーン”となってしまったので、どうすればいいか分からなかった(笑)」と、ウイニングパットを決めても代名詞といえるガッツポーズはなし。リコーカップも、直前のパーパットを決められなかったこともあってか、小さく拳を握るだけだった。
もしこの時、大勢のギャラリーが18番グリーンを囲んでいる状況だったら、きっとその前後のプレーの内容に関わらずド派手に喜ぶ原を見られたような気もする。来年は、大歓声と拍手にのせられ躍動する選手の姿が見られますように。そんなことを最終戦のグリーンサイドで思った。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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