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石川遼のアプローチ技術を、ウェッジの巨匠・クリーブランドに聞いてみた

<ザ・ホンダ・クラシック 事前情報◇17日◇PGAナショナル・チャンピオン・コース(米フロリダ州)◇7125ヤード・パー70>
いよいよ現地時間の18日から米国男子ツアー「ザ・ホンダ・クラシック」が開幕。日本からは石川遼と小平智が参戦する。会場のPGAナショナル・チャンピオン・コースは池絡みのホールが多く、決して飛ばし屋有利というわけではない。11年には藤田寛之がトップ10に入ったこともある。大会を前にキャロウェイゴルフのウェッジデザイナーを務めるロジャー・クリーブランドに、石川遼のアプローチ技術について話を聞いた。
JAPAN GOLF FAIR 2021で来日していたクリーブランド。石川が出場することを伝えると、「リアル?ワンダフル!」と驚き、「PGAナショナルは水が多いから難しいよね」と明るくいう。そして真剣な顔になり、「最近はコロナが流行してこともあって、残念ながらリョウをはじめとするキャロウェイの選手たちと直接会ってアドバイスできなかった」と話し始めた。
「リョウはウェッジの扱いが上手。理想的なアプローチ技術を持っています。リョウが使う『JAWS FORGED ウェッジ』(ツアーバージョン)は、ジョン・ラームやダニエル・バーガーも使っているので、グルーブ(フェースの溝)やリーディングエッジの作りが向こうの芝にも合っているのでしょう」
石川といえばドライバーのイメージがあるが、米国男子ツアーに参戦していた14年シーズンには75〜100ヤードのスタッツで1位になるほど、ウェッジの技術は高い。いったいどこが優れているのだろうか。
「フェースはワイドな開き方をする。そして体の使い方やバランスもきれいです。それによって高いボールや低いボールを打ち分けて、戦略的にコースを攻めることができます。ポイントはソールが入っていくスピードと入射角。ちょっとでもソールが深く入ってしまうと体を回転させるスピードを抑えなくてはならないのですが、リョウは体全体の流れが止まらないので、ソールが入るスピードを一定にできるのです」
昨年から石川はセッティングを大幅に見直した。それまではアイアンセットのPWに加え52度、59度のウェッジを入れていたが、アイアンセットのPWを抜いて、47度、52度、56度、60度の4本のウェッジを投入。それにより、ウェッジで対応できる距離の幅を増やす狙いがある。石川自身が「140ヤード以内を自分の得意ゾーンにしたい。それが自分にとって勝負になってくる」と話している。
クリーブランドも「セットのPWを抜いてウェッジを4本にすることは、短い距離の精度を高めるうえでは非常に良い判断だと思います。ウェッジはセットのPWとはもともとの作りが違います。ウェッジにすることで、よりボールにスピンをかけたり、より精度の高いショットが可能になる。技術力を磨き上げることができれば、良い選択肢だと思います」と、“140ヤード以内”を意識した石川のセッティングに太鼓判を押す。米ツアー屈指の難コースで、石川がどんな攻め方を見せるのか注目したい。
ちなみに、石川の使う『JAWS FORGED ウェッジ』は上田桃子やラームもバッグに入れている。もともと軟鉄鍛造を好む日本人のために作られたモデルだったが、米国で選手たちに提供したところ好評だったため、米国でも市販されることになったという。
「このウェッジはネックからヘッドにつながるカーブの部分をできるだけ真っすぐにしています。そうすることでセットするときに見やすくなる。ソールはCグラインドで、あらゆる状況に対応できるようにトゥ側とヒール側の肉を落としています。グラインドの影響で、ヘッドの重心が高くなり、スピンがかかりやすい。そして、グレードグルーブス!ジョーズ!!」。クリーブランドはウェッジのPRも忘れなかった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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