<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 初日◇26日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇ 6568ヤード・パー72>
初めてディフェンディングチャンピオンとして大会を迎えた河本結が、6バーディ・2ボギーの「68」をマーク。トップと3打差の4アンダー・8位タイと上々のスタートを切った。
2番パー3で7メートルを決めてバーディを先行させると、4番パー4では残り25ヤードのアプローチが入ってチップイン・バーディ。5番でボギーを叩いたものの、7番パー3では再び7メートル、8番パー5では1メートルにつけてスコアを3つ伸ばして折り返す。後半最初の10番パー5を2オン・2パットでしっかりバーディを獲ると、12番でパー4ではセカンドショットを2メートルにつけてバーディを奪った。
この初日は、同い年の渋野日向子と同組で回り、「シブコと回るときはいつもスコアがいい」とご満悦。その理由を聞かれると、「すごくテンポもリズムもよくて、自分のゴルフと似ているところもあって、すごく気持ちよくプレーできました」と答えた。
さらに河本は続ける。「シブコが新しく取り組んでいることが見えましたし、自分の足りないところが彼女のプレーを見て勉強になりました」。具体的に何が参考になったのか?「ここぞというときのパーパットを本当に最後の最後までことごとく決めてきた」。
そう河本が言うように、渋野は9番ホールでグリーン奥からフワリと上げて1.5メートルに寄せてパーセーブするなど、随所に粘りを見せていた。「かっこいいゴルフではないけど、調子が悪いなかでもスコアを落とさないのは彼女の強さですし、プロである以上見習うべきところ。自分もそうなりたい」と河本は刺激を受けた様子だった。
初日にトップに立ったのは、河本を慕う稲見萌寧。7バーディ・ボギーなしの圧巻のゴルフで2位に2打差、河本には3打差をつけた。稲見について河本は「上手いなって思います。1つ後ろの組で回っていたので見ていたんですけど、すごいショットがキレキレでした。お昼に話したら、彼女も調子がいいと言っていた。最終日に勝負できたら面白いと思います」と、負けるつもりはない。
「この大会はすごいスコアが出るので、誰にでもチャンスはある。そんなに差はないっていうのはおかしいですけど、まだまだ行けるところだと思う。とにかく明日はビッグスコアを出して上位に食いこみたい」と気持ちは開幕前よりも高まっている。ビッグスコアの具体的な数字を聞かれると「(一日で)6アンダーは最低ラインだと思います」と大会2連覇へ突き進む。
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