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“徹底娘”小祝さくらが首位発進　強さの根底にあくなき反復練習

＜ヤマハレディースオープン葛城　初日◇1日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（静岡県）◇6564ヤード・パー72＞
賞金ランキングのトップを走る小祝さくらが、6アンダー・首位タイと今週も好調なスタートを切った。
大会前に「自信はあまりないです」と言っていた難コースも苦にせず、15番でバーディを獲ると17番からハーフを挟んで3連続バーディを記録。ショットの方向性が安定しており、「きょうは4、5メートルの微妙な距離のパットが入ってくれた」。6バーディ・ノーボギーという完璧な内容で初日を終えた。
「小祝さんは一度これをやると決めた基本練習はひたすらやっています。徹底して繰り返し繰り返しやっていたので、崩れることが少ないです」と恩師・辻村明志コーチが語るように、小祝の強さの秘密は、基本の徹底にあると言っていい。
2年以上彼女が続けているパター練習がある。1メートルほどの細いレールの上にボールを通して真っすぐ打ち出すというもの。オフの合宿中はもちろんのこと、試合の朝でも行う。淡々と、徹底して繰り返し技術を磨く姿勢には驚かされるばかりだ。
「練習はなるべく集中してやるようにしています。レールを使ったパター練習も、しっかりできたら2、3分で終えるようにして、ホテルに帰ってからもやったりしますね。メリハリをつけているから練習に飽きないのかもしれません」（小祝）
技術を日々磨き続けている“徹底娘”が、はやくも今季4勝目を飾ることができるのか。明日以降のラウンドから目が離せない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>