<JLPGA最終プロテスト 事前情報◇21日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6337ヤード・パー72>
きょうから始まる最終プロテストで大きな注目を集める双子の岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと)姉妹は、「楽しみの方が大きい」という気持ちをシンクロさせ初受験を迎える。
昨年の「日本女子オープン」でローアマチュアとなった姉は、その資格で最終からのプロテスト出場となる。しかし初日を目前に控えても緊張とは“無縁”といった様子。「自分のゴルフを貫き通して、結果にこだわらず楽しみたい」と笑顔をみせる余裕もある。
今年のプロトーナメントでは、4月の「パナソニックオープンレディース」から出場4試合連続でローアマを獲得。プロテストには独特の雰囲気があると多くの選手が話すが、「普通の試合とあまり変わらない。1位通過を目指して頑張りたいです」と強心臓ぶりも見せつける。先週から静ヒルズCCで練習を積んでいるが、その攻略法について姉妹での会話は「ちょっと」だけ。自分の力を信じて、戦っていくのみだ。
一方の妹も、直近の「宮里藍 サントリーレディスオープン」で姉妹同時となる予選通過(67位タイ)を弾みに会場に入った。姉と違い、第1次、第2次予選を勝ち抜きここまでたどり着いたが、「いつもと変わらないです。第1は通過点と考えています。自分がどこまでできるのか、練習したことができるかが楽しみです」と、姉同様に平常心を保てていることを強調した。
「いつもと変わらず、自分のゴルフをすれば通ると思う。気負わずに」と話し、自信について聞かれると「あります」と即答した。さらに「試合前までは(姉と)2人で頑張ろうと思っていいけど、試合が始まったら自分のゴルフに集中するだけです」と力を込めた。
双子のプロテスト同時合格となれば、1991年の本山恵子&裕子、2010年の池内絵梨藻&真梨藻に続く史上3組目のこと。だが、もちろんそのことは気にせず、各々が“合格”に向けプレーしていく。
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