<BMW選手権 最終日◇29日◇ケイブス・バレーGC(メリーランド州)◇7542ヤード・パー72>
壮絶なバーディ合戦となったプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」は全日程が終了。プレーオフ6ホールにわたる激戦はパトリック・キャントレー(米国)がブライソン・デシャンボー(米国)を下して、6月の「メモリアル・トーナメント」に続くシーズン3勝目を挙げた。
18番のバーディで追いついて持ち込んだプレーオフ。18番で行われた2ホールはともに決着がつかず、17番に移した3ホール目も決まらずもう一度18番に戻った4ホール目。デシャンボーがティショットをクリークに入れたが3打目を1メートルにつけてパーをセーブ。同じく17番に戻った5ホール目はともにバーディでさらに持ち越し。
続く18番で行われた18番で行われた6ホール目。先に打ったキャントレーが約5メートルを沈めてバーディを奪取。珍しく大きなガッツポーズを見せると、デシャンボーが約3メートルを外して勝負あり。これでフェデックスランキングポイント1位となった。
4打差の3位タイにイム・ソンジェ(韓国)、5打差の4位にローリー・マキロイ(北アイルランド)、6打差の5位にはエリック・ヴァン・ローエン(南アフリカ)が入った。
日本勢で唯一出場している松山英樹は3バーディ・1ダブルボギーの「71」と1つしか伸ばせずトータル9アンダーの46位タイに後退。それでも30名しか出られないプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」には8年連続で出場を確定させている。
次戦はいよいよプレーオフシリーズ最終戦。フェデックスランキングポイントの1位から-10、-8、-7……といったようにストロークのハンデが与えられ、72ホールを終えた時点のトップが王者戴冠となる。
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