<ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン 2日目◇25日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6591ヤード・パー72>
今大会終了後には、今季優勝者、永久シードを除く全選手を対象に、賞金ランキングに応じて優先出場権を振り分け直すリシャッフルが行われる。そんななか賞金ランク94位で臨んだ松田鈴英が、トータル4オーバー・72位タイで予選落ち。終盤戦のフル出場権を失うことが決定的になった。
賞金ランク85位前後が、今大会後の残り6試合(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは除く)の“フル出場権”を確保できるボーダーラインと考えられる。松田はその突破を目指したが、賞金を稼ぐことができず優先順位も94位以下になることが決まった。
「今週はけっこう大事だったんですけど、調子があまり戻らなかった」という気持ちが結果につながらず。「QTをしっかり頑張りたいなと思います」と、すでに来季の出場権確保に目を向けている。
プロ転向翌年の2018年には、コンスタントに優勝争いに加わり、賞金ランク11位(6456万6211円)で初シード入り。19年も32位(3767万4257円)となり、その座を守った。しかし、昨年に入り極度の不振に。統合となった今季は、ここまでに890万1790円しか稼げず、苦しい時間を過ごしてきた。
この原因について本人は、「全部。ティショットからきて、パターもあまり入らない。しっかり調整できなかったのがもったいなかったです」と話す。それでも「この年をきっかけに、しっかり一からまたやりたいなと思いました」と前を向いて進んでいく。
もちろん出場人数は大会ごとによって異なるため、松田まで権利がおりてくるケースもあり、出場が完全に閉ざされたわけではない。また推薦で2試合までは出られるため、それも有効に活用する。ただ本人は今後について、「QTの練習ラウンドに行って、地元で練習。とりあえずQTのことだけを考えて、来季レギュラーツアーに戻ってこられるように頑張ります」と時間をかけて修正し、来季に備えることを第一に考えている。
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