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「言い方は悪いけど、見返したい」 渋野日向子が抱え続けたスイング改造の葛藤

<スタンレーレディス 最終日◇10日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6592ヤード・パー72>
「イヤでも耳に入ってきてしまう」。大幅なスイング改造について寄せられた意見や批判は、渋野日向子にも届いていた。今年の春、沖縄の初戦に姿を見せた渋野は、昨年までとまったく違う新たなスイングを披露し、周囲を驚かせた。
トップが極端に低くなった新スイング。「飛距離が出ない」、「傾斜地からのショットが…」、「思い切りがない」。こんな言葉がネット上に並んでも、渋野は揺るぎない気持ちで真摯に改造に取り組み、ついに結果で答えを出した。
「スタンレーレディス」最終日。首位と2打差からスタートした渋野は、前半スコアが停滞するも、終盤の追い上げでプレーオフに割って入り、見事に2年ぶりの勝利を手にした。長い低迷期をようやく抜け出したわけだが、その裏には葛藤があった。結果が出ない日々が続く中で、周囲の声はますますヒートアップ。それでも渋野は、かたくなに「自分がやりたいことをやるだけ」という言葉を発し続け、自分を信じ、スイングを作り上げる日々を送った。
プロゴルファーがスイング改造するのは簡単なことではない。ましてや渋野のように、明らかな変化が目で分かるほどの改造を施す選手はなかなか見あたらない。改造に伴ってトレーニングも変えるなど、プロにとって大事な感覚の部分も変化してしまうという話しはよく聞く。それでも、絶好調だった「2019年の自分を捨てる」と話していたほど、新たな道を進んでいく覚悟だった。
今回のスイング改造は「再現性」、「安定性」を求めるものだった。だからこそ、デビュー当時の思い切りの良さが失われたと、周囲は騒ぎ立てた。ところが、この改造の効果は9月以降、数字にも表れ始めた。特に今週はドライビングディスタンスで全体2位という結果。明らかに飛距離が伸びてきているのだ。
今週のドライビングディスタンス計測ホールは打ち上げの3番パー5と、打ち下ろしの8番パー5。3日間平均で259.77ヤードは、1位のアマチュア佐藤心結(みゆ)の260.00ヤードに次ぐ2番目。「思い切り振れるようになりましたし、振れることに怖さもなくなりました」。安定性と再現性を求めたスイングに力強さが加わり、スイングの姿だけでなく、目に見える数字という形で改造が正しかったことを実証してみせた。
優勝会見では言葉を選びながらも、「新しいスイングで勝ったときに、言い方は悪いですけど、いろいろ言っていた人を見返したいというのはありました。そういう気持ちを片隅に置きながら」と、結果が出るまでやり続ける覚悟だったことも明かした。
ニュースタイルで成し遂げた勝利。その瞬間、人目をはばからず大粒の涙を流した。「次いつ優勝争いできるか分からないから意識していた」としっかりと優勝をイメージしながら戦いぬいた。ドライバーを最後まで振り抜いた。一度閉じてしまった殻をニュースタイルで破った渋野。新たな伝説がここから始まるのか。米ツアー挑戦のための予選会まであと2カ月。ますます“改造”に磨きをかけていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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