<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇21日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>
インからスタートした片岡尚之が最終ホールの9番でチップインバーディを奪い、「人生でいちばんの歓声でした(笑)」と、2アンダーは13位タイでフィニッシュ。「練習ラウンドを回って80を切れるかなと思っていた」という予想をはるかに上回る「68」の好スコアをマークした。
今季は5月にツアー初優勝。「ブリヂストンオープン」に2位に入り、その資格で日本ツアー枠の一人として出場する片岡。「難しいですし調子もちょっとよくない中で、アンダーだったら最高だなと思って回って、きょう2アンダーで回れたので、いいスタートを切れたかなと思います」と胸をなで下ろした。
この日は5バーディ・3ボギー。「全長自体はそんなに長くないと思うんですが、極端に短いホールと長いホールがあるので、実質すごく長く感じてしまうんです」。491ヤードの17番パー4をボギーとしたが、獲れるところで獲った。
ハイライトは9番パー4。警戒していた長い486ヤードのパー4だが、フェアウェイからの2打目を大きく左に外すと、砲台グリーンでピンは左サイド。「パーが獲れたらラッキーくらいの位置」だったが、林からの3打目がワンクッションも入り、カップに吸い込まれバーディ。大歓声を浴びた。
「おー!入る、入る!入ったー!となって、人生でいちばんの歓声でした(笑)」。ルーキーの片岡にとって、無観客試合が続く中では、初めて体験する大歓声。日本開催とはいえ、米ツアーの雰囲気を感じられる中での喝采は、初めて体験するものだった。
「きょうは本当に楽しかったですね」とトミー・フリートウッド(イングランド)、キーガン・ブラッドリー(米国)とのラウンドでも緊張はしなかったという。好位置で週末に入り、上位争いをキープできるか。「松山さんと回りたい」と、週末は願わくば、マスターズチャンピオンの松山英樹と回って、さらに米ツアーの雰囲気を味わいたい。
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