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屈辱のドライビングディスタンストップ10漏れ 松田鈴英はスイング見直しシード復帰へ【女子プロ逆襲の2022年】

今季こそ初優勝。そう意気込んで臨んだシーズンはプロ転向後最低のものになってしまった。勝みなみ、新垣比菜ら黄金世代が挑んだ2017年のプロテストでトップ合格を果たし、翌18年から2年連続で賞金シードを獲得していた松田鈴英だったが、20-21年シーズンは賞金ランキング94位と低迷。いいところを発揮できないまま2年間が終わってしまった。
これまで何度も優勝争いを演じており、タイトルまであと一歩。そんな周囲の期待を背負って始まったシーズンだったが、20年は13試合に出場してトップ10は一度もなし。6試合では予選落ちを喫してしまう。
3カ月のオフを挟み、心機一転再開しても状態は上がらない。21年初戦となった「ダイキンオーキッドレディス」から予選落ちは変わらず多く、決勝に進出しても上位に入れない戦いが続いた。結局、最上位は「ゴルフ5レディス」の11位タイ。9月末に行われたリシャッフルで上位に入ることもかなわず、秋からは出場できる試合も限定的に。さらに22年の出場権をかけたファイナルQTでも最終日に「78」と大きくスコアを落としての74位と、いいところがないまま時間だけが過ぎ去った。
「全部がダメ。修正もできなかった」。松田はそう言い切る。長所は失われ、短所は短所のまま。そんな状況だった。
松田の最大の武器と言えば力強いドライバーショット。たとえ多少曲がったとしても飛距離のアドバンテージで攻撃的なプレーでバーディを奪う。そんな姿も影を潜めた。18年に248.01ヤードで8位、19年には253.41ヤードで3位に入ったドライビングディスタンスが20-21年は11位。平均飛距離も245.84ヤードと、トップ10からも外れてしまうほど落ちていた。
「今思えばオフに固めたスイングが少し違っていたのかもしれない。体重が右にまったく乗れなくなって、手ばかり使うスイングになってしまっていました。だからプッシュもチーピンも両方出て曲がり幅も大きい。さらに飛距離も激減しました。そうなると私のゴルフはできないです」
ここ数年の課題だったショートゲームもうまくいかず、我慢ができない。「アプローチ、パターもオフの課題ですね。距離感をうまくつかめなかった」。得意のショット力でのカバーがきかなかったため、むしろ露呈するかたちに。これではスコアを作るのが難しかった。
だからこそ、このオフは打ち込んでいる。「スイングを一回見直して、とにかく数を打っていますね」。開幕までまだ時間はあるが、少しずつ手ごたえも出てきた。「だいぶ修正しきれてきている。あとは、まだ少し感覚がつかみきれていないので、それをつかめるまではひたすら打とうと思っています」と量をこなして自分の武器を取り戻す。
そうして迎える開幕。松田が合格した当時のプロテストは7月に行われており、トップ合格の選手には8月からの出場資格が付与されていた。そのためレギュラー・ツアー一筋でここまで来ていたが、今季は初めて下部に当たるステップ・アップ・ツアーとの両にらみの戦いとなる。
「ステップも出ると思うのでそこで優勝したいですね。レギュラーでも何試合か推薦をいただけたので、前半戦のリランキングでまた出場資格を獲得できるように頑張りたい」
今季の目標ももう一度足元を見つめなおしたものにした。「優勝できれば一番いいですけど、まずはシードをもう一度獲れるように頑張りたい」。かつて非公式ながらも364ヤードの超ビッグドライブを記録したこともある和製大砲。「20-21年は振り返ったときにいいきっかけだった、と言えるシーズンにしたい」。同じ轍を踏まないように。数をこなして新シーズンへと向かう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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