常に真剣勝負に身を置き、戦いを続けるゴルファーたち。過酷な環境でクラブを振っているからこそ出る力強い名言、ウィットに富んだジョーク、そしてちょっぴり天然な迷言がある。そんな“ゴルファーのことば”を紹介。今回は“大人の仲間入り”をしたときのことば。
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「新しい自分に会いたい!」
1999年2月15日生まれの原英莉花。2019年1月14日、神奈川県横浜市で行われた“成人の日を祝うつどい”に、自身の勝負カラーだという紺色をベースにした晴れ着姿で颯爽(さっそう)と現れた。
18年シーズンにジャンボ軍団の秘蔵っ子として、これもまた華々しく登場した原。この年はステップ・アップ・ツアーでの2勝に加え、プロテスト合格、そしてレギュラーツアーでは賞金ランキング38位でシード権獲得と、ルーキーながら大活躍の一年だった。
「18年シーズンのことは、もう忘れました。19年開幕までに新しい自分に会いたい! ここからはすべて自分の責任。それをわきまえて行動していきたいです」と、新成人の誓いを語っていた。
師匠のジャンボ尾崎には「1勝ぐらいじゃ祝勝会はやらない」と言われていたようで、「19年の目標は2勝以上!」と意気込んでいた。
19年シーズン、原は「リゾートトラスト レディス」で初優勝。その年に2勝目はお預けとなったが、翌20年に「日本女子オープン」でメジャー初優勝を遂げるや、最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を制覇しメジャー2冠を達成した。そして21年には通算4勝目を「大王製紙エリエールレディス」で挙げている。
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