<九州サーキット 第18回北九州オープンゴルフトーナメント 事前情報◇18日◇小倉カンツリー倶楽部(福岡県)◇6888ヤード・パー72>
2014年の賞金王で今大会6回大会覇者でもある福岡県出身の小田孔明。今季はプロになって初めてクラブ契約フリーで臨む。国内男子ツアー開幕前に大会2勝目で勢いをつけたいところだ。
キャディバッグの中身だけでなく、キャディバッグとキャップもエリートグリップに新調し、昨年までと見違えた姿になっている。オフの間は多くのクラブをテストしたが、開幕直前に選んだドライバーは「一番安定していた」というテーラーメイド『シム2』だった。
その下のフェアウェイウッドはキャロウェイ『ローグSTLS』の16.5度と4番ウッドを入れている。「3番ウッドだと上げようとして力んだりします。上がりやすい4番の方が楽です。結局キャリーの距離も変わらないので。その下も7番ウッドだし、4番アイアンも抜いてユーティリティを入れています」と、上がりやすさ、ラフからの抜けのよさを優先して構成している。
今年最も変わったのはウェッジの設定。昨年まではピッチングウェッジの下は52度と58度の2本だったが、今季はその間に54度を投入。「54度は100ヤードぐらいの距離がぴったりなんです。昨年までの52度だとコントロールしないといけないので。やさしさを求めて下(ウェッジ)を厚めにしました」。今年6月に44歳になる小田だが、「球は飛んでいる」と決してパワーが衰えたわけではない。「ゴルフはやさしいやらないと」と少しだけ考え方が変わった。
ここまで数試合、地区オープンなどに出場しているが、「けっこういい感じです」と新しいクラブには不安はない。「北九州オープンは思い入れがあります。久しぶりに2勝目を挙げたいですね」。賞金シードは07年以来保持しているが、優勝は賞金王を獲った14年から遠ざかっている。“新生・孔明”が地元福岡で復活の狼煙を上げる。
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