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史上3人目の3週連続Vかかる西郷真央はショット好調で13位浮上も…　『34』パットで前日とは一転「悔しい一日」

＜富士フイルム・スタジオアリス女子オープン　2日目◇9日◇石坂GC（埼玉県）◇6475ヤード・パー72＞
今の西郷真央には本当にスキがない。最年少での3週連続優勝に挑んでいる西郷は2日目、スコアを2つ伸ばし、首位と5打差の13位タイで最終日を迎える位置まで浮上した。
初日は4アンダーで迎えた14番で初めてボギーを喫すると、15番、16番と3連続ボギー。優勝争いに向けてはやや出遅れたスタートともいえたが、あっさりと切り替えをみせた。
1番パー5でバーディ発進とすると、3番でもスコアをひとつ伸ばして、ボギーなしで折り返す。そして、初日に3連続ボギーのきっかけとなった14番で2メートルを沈めてバーディを奪うと、15番、16番ではパーを並べて、難なくクリア。しかしきょうは「悔しい一日」になった。
「マネジメントもショットもよかったけど、バーディに繋がらなかった。もったいなかったです」。2日目のパット数は『34』。初日『29』で1アンダーというスコアだっただけに、きょうの2アンダーには不満げだ。「読み幅が足りなかったり、少し大きかったり。一筋ちがっていました」とチャンスが決まらず、バーディを獲りたいと攻めた最終18番では「きょうの悪い流れから入らなかった」とカラーから3パットのボギーとして、後味の悪い終わり方となった。
優勝した先週大会よりもショットの感触がいいだけに、なかなか決まらないパッティングがじれったい。それでも開幕前には「逃げ切りより追いかける立場の方がいい」と話していたように、逆転の舞台は整った。初優勝を挙げた今季開幕戦では5打差を逆転しており、いまだ射程圏内だ。
ショットが好調なぶん、パッティングが決められれば、ビッグスコアも見えてくる。「きのうときょうでかなりバーディパットを外しているので、そのぶん最終日にたくさんはいってくれたらいいな」。史上3人目の大記録達成にむけて、力を込めた。（文・笠井あかり）
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