<フジサンケイレディスクラシック 事前情報◇20日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6447ヤード・パー71>
2018年のツアー本格参戦以降全試合出場を続けている“鉄人”小祝さくら。22年も当然のように沖縄の開幕戦から始まり、すでに7戦を終えた。
その7戦は開幕戦から順に、13位タイ、32位タイ、10位タイ、5位タイ、40位タイ、予選落ち、5位のフィニッシュ。トップ10が3回に、1度の予選落ちという成績となっている。メルセデス・ランキングも現時点で14位、獲得賞金もすでに1000万円を超えて15位にランクインしており、上々のスタートを切った。だが周囲としてはどうしても、抜群の滑り出しだった昨年と比べてしまう。
21年は初戦からおなじ7試合で、優勝、23位タイ、優勝、20位タイ、4位タイ、2位、2位タイ。一年に弾みをつけるようなロケットスタートだった。そんな昨年と比較して、今年のスタートはどのように感じているのか。
「うーん、そんなに不満はないですね…。70点です。(残り30点は)予選落ちとなった週があったり、パッティングの調子が…」。おっとりした口調に表れているように、小祝らしく、焦ることなくマイペースでシーズンを過ごしている。「勝ちたいですけど、焦ってもなので…。でも優勝を狙うという気持ちは忘れずにどの試合もやりたいですね」と、自身の調子と向き合いながら、優勝のタイミングを待っている。
そして“その時”は徐々に近づいているのかもしれない。今季開幕戦から「なかなか入らない」と悩んでいたパッティングだが、打ち方を変えた。「リズムが遅くなっていたので、少し速くしました。コロがりやタッチが変わって、かみ合うようになってきました」。予選落ちを喫した翌週から取り組んでいるというが、早速効果は表れ、先週大会は安定したスコアで5位フィニッシュを果たす。
8戦目となる今大会。昨年は最終日に7アンダーの「64」を叩き出して3位フィニッシュ。「渋滞になる前に帰りたかった」という“さくら節”をさく裂させた。今年は渋滞も覚悟しておきましょうか。
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