最新ゴルフニュース

数々の最年少記録を打ち立ててきた天才少女【きょうは誰の誕生日？】

きょうは、昨年の東京五輪で銅メダルを獲得したリディア・コ（ニュージーランド）の誕生日。ゴルフファンなら随分前からその名前知っていただろうが、きょうで25歳。日本の女子ゴルフを盛り上げる“黄金世代”のひとつ上の年にもかかわらず、今年1月にツアー通算17勝目を挙げている。
韓国で生まれ、6歳でニュージーランドに移住。アマチュア時代は130週連続で世界アマチュアランキング1位の座につき、12年の「全米女子アマ」を制すなど、数々のタイトルを奪取。天才少女の名をほしいままにした。
12年1月に豪州ツアー「ニューサウス・ウェール女子オープン」で、当時の史上最年少記録となる14歳9カ月でプロツアー初優勝の快挙を成し遂げた。同じ年の米国女子ツアー「カナディアン女子オープン」では、同ツアー史上最年少となる15歳4カ月で優勝し、翌13年も史上初のアマチュアでの大会連覇を達成。同年10月、16歳でプロ転向を果たした。
プロ転向後も最年少記録を立て続けにマークした。ルーキーイヤーの14年、「スインギング・スカートLPGAクラシック」でプロ初優勝を飾ると、シーズン3勝を挙げ最年少で獲得賞金100万ドル越え、ルーキー・オブ・ザ・イヤーと初代CMEレース・トゥ・グローブの王者となった。15年は2月に17歳で世界ランキング1位となり史上最年少記録を更新。9月の「エビアン選手権」でメジャー最年少優勝記録を更新した。
16年リオ五輪では銀メダル、昨年の東京五輪では、稲見萌寧とのプレーオフの末、銅メダルを獲得している。
17歳で世界ランキング1位になり、五輪でも当然のようにメダルを奪取するなど、順調なプロ生活に見えるが、17年から20年の4年間は1勝と苦しい時期もあった。プロ転向直後から名コーチ、デビッド・レッドベターとタッグを組んでいたが、17年からはゲーリー・ギルクリスト、18年はテッド・オーなど、コーチを替えたことが少なからず影響しているだろう。
21年、23歳で「ロッテ選手権」で1084日ぶりの勝利を挙げると、今年1月の「ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ」で米ツアー通算17勝目をマーク。「30歳前後で引退したい」と話しているが、それまであと5年となった。
<ゴルフ情報ALBA.Net>