ゴルフボールの絶対王者とも言えるタイトリスト『プロV1』シリーズ。前回の売り上げランキングを見ても1位が『プロV1』で2位が『プロV1x』だったが、最新のランキングでは『ツアーB XS』が『プロV1x』を抜いて2位に浮上した。その人気についてPGAツアースーパーストア入間店の宮原伸悟さんに話を聞いた。
「今年の『ツアーB XS』は2月の発売直後から大人気でしたが、4月に入って『マスターズ』でタイガー・ウッズが使って、女子ツアーでも『ツアーB Xシリーズ』が5連勝しましたから、右肩上がりで注文数が増えましたね」
―『ツアーB XS』以外のボールも売り上げ上位に入ってきた理由は?
「元々、ブリヂストンのボールは人気がありましたが、『ツアーB JGR』などは限定発売したカラーボールのマットレッド(赤)がよく売れました。実はキャロウェイの『E・R・C』も赤いカラーが売れていて、今年は「赤ボール」が新しいトレンドになるかもしれません」
―ブリヂストンの低価格帯ボール『ツアーステージ エクストラ ディスタンス』については?
「このモデルは超ロングセラーです。今、1ダース2000円前後のボールでは『HONMA D1』とキャロウェイの『WARBIRD』、そして『ツアーステージ エクストラ ディスタンス』が3強になっていますが、元々、低価格ボールのパイオニアが『ツアーステージ エクストラ ディスタンス』。だからゴルフ歴の長いベテランゴルファーには根強い人気があります」
クラブ全般に関しては、海外メーカーに押されている感のある日本のゴルフ市場だが、ボールではブリヂストンが存在感を見せている。
■ボール売り上げランキングトップ3
1位 タイトリスト プロV1
2位 ブリヂストン ツアーB XS
3位 タイトリスト プロV1x
※データ提供/矢野経済研究所
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