日本ゴルフツアー機構(JGTO)は19日(火)、米国男子ツアー(PGAツアー)と本年11月より10年間の「提携に関する基本契約」について合意したことを発表した。
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松山英樹が主戦場とし、世界ランキング上位選手が集まるPGAツアーと手を組んだ。「ここ1年ほどPGAツアーといろいろ話し合いをしてまいり。PGAツアーからも熱心にお誘いを受けたというか、お互い合意の上での契約になりまた」と今回の契約を発表した大西久光JGTO副会長。
発表された提携に関する概略として複数のある項目の一つに、「日本国内におけるPGAツアーとの共同開催の実施」がある。PGAツアーは今年10月に開幕した2017−18シーズンは中国(WGC−HSBCチャンピオンズ)、マレーシア(CIMBクラシック)に加えて、韓国(ザ・CJカップ)でも試合を開催するなど、ここ数年、アジア市場を拡大している。「まだ具体的な話は決まっていない」(JGTO)としながら、将来的には日本国内でも共同開催でPGAツアーの試合が開催される可能性が高まった。
その他、「PGAツアーのノウハウの提供(トーナメント運営、選手教育ほか)」といった項目もある。「アメリカが一番進んでいるだけでなく、システムも非常に優れています」(大西副会長)。PGAツアーのシステムの一つに挙げたのが出場資格。レギュラーツアーに出場するためにはQTを通過して、下部のウェブドットコムツアーからレギュラーツアーに昇格していく仕組み。「今まで無名だった選手が優勝することもあった」と若いスターで出やすいシステムという。「日本で見習いたいことも非常にたくさんある。相互に協力して、少しずつPGAツアーに近づいていければと思っていま」と、ゴルフ界で成功を収めるツアーから学ぶ姿勢だ。
また、各々のツアー及び選手のマーケティングやプロモーションの相互支援、PGAツアーの選手教育やトーナメント運営のノウハウ提供なども入っており、すでに選手総会にPGAツアーの上層部が”選手のあるべき姿”について講義を行っている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>