<資生堂レディスオープン 事前情報◇28日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6570ヤード・パー72>
例年大雨に見舞われる今大会だが、今年は酷暑との戦いとなりそうだ。関東甲信地方、東海地方、九州南部は過去最も早い梅雨明けとなり、指定練習日となった28日(火)から気温は30度越え。予報では29日(水)から35度を超える猛暑日という状況となっている。
地元・神奈川県横浜市出身の鶴岡果恋も「暑さやばいですね」とひとこと。前日に日本女子オープンの地区予選に出場していたこともあって、この日はラウンドせず練習だけに留めた。「クエン酸を摂ったり、扇風機も使って傘をさして…。それでも暑いですね(笑)」と体力温存するのも一苦労する。
だが、元々夏は得意だ。昨年優勝争いを演じた「ニトリレディス」も、最終日に「64」の大まくりで3位タイに入った「ゴルフ5レディス」も夏場の試合。「暑いのは好きなのは好きですが…ここまで暑いと(笑)」と言いつつも、やっぱり「暑いなかでのゴルフは好き!」と楽しみのほうが大きい。
さらに追い風となるのは、自宅通勤ができるということ。「かなり楽ですね〜。試合勘は薄れたかもしれないですが、リラックスしてできる。ご飯も家で食べられるし、自分のベッドでゆっくりできる。体力回復できる」と大きなアドバンテージ。その証拠として、自宅通勤とした昨年も6位タイ。気になる試合勘もさほど問題ないだろう。
もちろん、コースも「オフに良く回らせてもらっている」と熟知している。「セカンドショットがいい位置に付けられるかが大事。グリーン外すと傾斜があって難しい。グリーンを捉えてチャンスにつけたい」と攻略の手立ても理解している。
そうなればあとは、自分の調子を上げるだけ。「ここまで、一つ良くなると一つダメになったりの繰り返しですが、噛み合ったらいいゴルフができるようになるかなと思っています。目標としては去年のゴルフを取り戻すこと。キレッキレでいきたいですね」。いくつもの追い風が吹いている戦い。今後に向けて弾みをつける72ホールとしたい。
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