<全米プロゴルフ選手権 最終日◇12日◇ベルリーブCC(7,316ヤード・パー70)>
4月の「マスターズ」から、自身初めて海外メジャー4試合すべてに出場している小平智。最終戦「全米プロゴルフ選手権」はトータルイーブンパー・59位タイで終えることとなった。
「悔しい部分の方が大きかった1週間でした」と今大会を振り返った小平。「ティショットが最初からうまくいかなかったので、ビッグスコアっていうのもなかなか出しづらいですし、耐えるゴルフしかさせてくれなかったので。まあ厳しかったですね」。得意のドライバーショットで苦戦したことで、思うような結果は得られなかった。
「まずは目標としていたマスターズに出られてよかった。しかも4つのメジャーに出場できて、実力がついたし、毎年、これを当たり前のようにできるようにしていきたいなと思います。初めて4つのメジャーに1年間通して出場してみて、やっぱり世界の壁は厚いですが、そのなかでも、戦えるな、という部分もあったので、自信を持ってやっていきたい」。
と、課題と手ごたえが入り交じった海外メジャー4大会だったと振り返った。
今後はフェデックスランクポイントがカギを握るプレーオフシリーズに向かっていく。ランキングの低い選手が減っていき、最終戦に残れるのは30人だけという狭き門だ。
「みんな目指しているところなので、そこ(プレーオフシリーズ)に出場できるのは、すごくうれしいですし、成績を残したい。欲を言えば、最後まで残りたいので、ひとつひとつ上目指して頑張りたいなと思います」と意気込んだ。(文・秋田義和)
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