<日本ジュニアゴルフ選手権競技 初日◇15日◇霞ヶ関CC、男子(西コース6775ヤード・パー70)、女子(東コース6456ヤード・パー71)>
昨年の「日本女子アマ」チャンプ安田祐香も、五輪開催の名門コースに苦戦した。15日(水)に開幕した日本ジュニアゴルフ選手権競技。女子15歳〜17歳の部に出場した安田は、初日を1バーディ・2ボギーの「72」でラウンド。
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「途中何回もバーディチャンスがあったのに、全然入らなくて。ストレスのたまるゴルフでした」と、アウトスタートの2番・パー4では、5メートルのチャンスにつけながらも3パットでボギーが先行。その後もショットの好調とは裏腹にパットが入らず。「インパクトのタイミングが悪いのかなと。35パットくらいしたと思います。アプローチはほぼしてないんです」と、かみ合わないゴルフに悔しさをにじませた。
自身の調子だけでなく、コースの難しさにも悩まされた。会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部・東コースは、2020年の東京五輪開催コース。「行ってみたら広いけれど、松とバンカーで狭いと思い込ませるような作りをしていてすごいなと思います。そういうコースが苦手で、縮こまったスイングになってしまうんです」。名門コースに圧倒されながらも、「(五輪では)もっと難しくなるとは思いますが、自分がそこでプレーできているのは誇らしいことだと思います」と、モチベーションにもなる。
1オーバー・22位タイで首位とは7打差のスタート。本大会で優勝すれば、「日本女子アマ」、「日本ジュニア」のダブルタイトル獲得は、史上7人目の快挙となる。残り2日で巻き返し、五輪開催コースに名前を刻みたいところだ。(文・谷口愛純)
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