<日本ジュニアゴルフ選手権競技 3日目◇17日◇霞ヶ関CC、男子(西コース6775ヤード・パー70)、女子(東コース6456ヤード・パー71)>
15日(水)から行われている「日本ジュニアゴルフ選手権競技」。会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースは、2020年に行われる東京五輪ゴルフ競技の舞台となる。
本大会でも、20年に向けて準備する様子が垣間見られた。男子の部が行われた西コース18番では、グリーン手前に五輪用のドライビングレンジを設置途中。そのため本来パー5の18番は、本大会ではティグランドを前に出してパー3(188ヤード)として行われた。
霞ヶ関CCの総支配人・今泉博氏は、来年も同会場で開催されることが決定した日本ジュニアが、東京五輪のプレ大会になる可能性を示唆。「同じ時期に開催するので、日本ジュニアをプレ大会として充てる話も出ています。スコアの伝達方法など、ある程度五輪方式で行うと思います」と語った。
五輪開催まで残すところ2年となったが、開催コースとしてやることは山積み。「開催2年前には競技ができる状態にとIGF(国際ゴルフ連盟)から要請を受けているので、それに向けて努力しています」。グリーンの管理方法や、ラフの刈りかたなどについて、現在ノウハウをIGFから受けているという。
そのほか、JOC認定オリンピック強化指定選手から事前に練習したいと要望があったときの受け入れ方法などは現在検討中で、暑さ対策や、監視カメラの設置なども今後行っていく予定。すでに海外の競技関係者などが、コースの様子や周囲の宿泊施設の視察にも見に来ているという。世界的なビッグイベントが、いよいよ迫ってきた。(文・谷口愛純)
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