<CAT Ladies 初日◇17日◇大箱根カントリークラブ(6,704ヤード・パー73)>
大会2連覇中のイ・ボミ(韓国)は、3バーディ・2ボギーの「72」でラウンド。首位と5打差の1アンダー・42位タイで2日目を迎える。
【写真】ボミちゃん笑顔でハイ、ポーズ!
今季ここまで13戦で6度の予選落ち。賞金ランキングも93位と低迷するなど不振にあえぐボミだが、ディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会の初日をアンダーパーでまとめあげた。
5番をボギーとして、1オーバーで迎えた7番。フェアウェイからのセカンドショットをピン2mにつけると、これを難なく決め、この日初バーディを奪った。このときのボミは表情を緩ませることなく、静かに2回うなずいただけだった。直後の8番をボギーとし再びオーバーパーとしたが、後半に入り2つのバーディをマーク。1アンダーでホールアウトし、素直に「アンダーパーで回れてよかった」と口にした。
開幕前日に「アプローチがうまくいかずボギーが多い」と現在の状態を話していたボミ。この日も、アプローチを寄せきれず、嫌な距離のパットを残す場面が目についた。それでも、本人は「良くも悪くもない」と話していたティショットが、14ホール中11ホールでフェアウェイをとらえるなど、調整の跡をしっかりと見せつけるラウンドとなった。
「今は優勝ではなくて、3日間プレーすることだけを考えている。今日一緒に回った2人(菊地絵理香、小祝さくら)が淡々とプレーしているのを見て勉強になった。私も余裕をもってプレーしたいです」
3連覇へのイメージを問われ、こう答えたボミ。その言葉からはまだまだ本調子ではないという思いも読み取れるが、この日引き連れた大ギャラリーを見ても、多くのファンがその復活を待っているのは明らかだ。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA.Net>