タイのグランドハイアット・エラワン・バンコクにて、日本選抜とタイ選抜の親善対抗戦「アマタフレンドシップカップ」の発表記者会見が行われ、日本チームからは、尾崎直道、古閑美保両キャプテンが出席した。
2017年に日タイ修好130周年を迎えたこともあり、日本、タイのゴルフ交流をさらに深めるという趣旨で企画された同大会。開催地はバンコクのアマタスプリングス。12月21日〜23日の3日間の日程で、各国男女キャプテン1名、男女プロ5名、男女アマチュア1名が参加し、男女混合やプロアマ混合でのマッチプレーを2日間行い、最終日はシングル戦で競い合う。
日本チームは尾崎、古閑の両キャプテンに加え、男子は小平智、谷原秀人、時松隆光、市原弘大、川村昌弘(※アマ1名未定)、女子は畑岡奈紗、福田真未、川岸史果、原英莉花、吉田優利(アマ、※プロ1名未定)の参戦が決定。
タイチームは男子が、ブンチュウ・ランキット(キャプテン)、トンチャイ・ジェイディー、キラデク・アフィバーンラト、プラヤド・マークセンら。女子はヴィラダ・ニラパスポンポーン(キャプテン)のもと、米ツアー史上2組目の姉妹優勝を果たした“タイが誇る最強シスターズ”のアリヤ・ジュタヌガーンとモリヤ・ジュタヌガーン、そして今季「全英リコー女子オープン」で2位に入ったポーナノン・パットラムら強豪が名を連ねる。
男女とも白熱した戦いが予想されるだけに、鍵を握るのはキャプテンの采配。尾崎は「まだまったく白紙(笑)でもそこが面白い。これからいろいろ(組み合わせのシチュエーションを)考えていくからね」と笑顔を見せた。懸念としては「アマタというコースは、ショートゲームにしても、いろいろな技術を要求されるので、日本だけで育ってきている選手にとっては不安要素になると思います」と、同コースで開催されたアジアVS欧州代表選手対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ―」でアジアチーム主将を務めた経験から、展望を語った。
男子は、経験豊富な谷原、そして今季「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝を果たしてPGAツアーメンバーとなった小平が中心となるが、古閑は、夫婦での参戦については「もし同じチームなら“(小平と)一緒で!”と志願するかもしれませんが、今回私はキャプテンなので(笑)彼とプレースタイルが合う選手を選びたいなと思います」。女子は「いろいろなコース状況を知っている選手。畑岡さんの意見も聞きながらやりたい(古閑)」と、唯一海外を主戦場とする畑岡の経験を生かす形になるだろう。
最後に両キャプテンは…
「適応能力が高そうな選手が揃っている。“育ててくれるコース”が開催地なので、日本の若手プロにとっては、かなりいい経験になると思います」(古閑)
「タイの選手たちのプレースタイルは大好きなんです。攻撃的で個性があって…魅力がある。この対抗戦によって、日本選手たちの“ゴルファーとしての幅”が広がると思う。で、最後は勝利を挙げます」(尾崎)
と、選手たちへの期待を語るとともに、同大会での成長を願った。
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