<フジサンケイクラシック 事前情報◇28日◇富士桜カントリー倶楽部(7,566ヤード・パー71)>
先週は高校の後輩の勝利に涙した秋吉翔太が、今週は自身の勝利に向け再び気合を入れ直す。
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先週の「RIZAP KBCオーガスタ」では、高校の後輩でもある出水田大二郎がツアー初優勝。この日は、慕う小田孔明、出水田、北村晃一の4人で練習ラウンド。和気あいあいと、しかし7566ヤードとツアー屈指のロングコースでの戦いに向けてしっかり調整を行った。
15番パー5では、小田にアドバイスを受けながら、グリーン手前に待ち構える背丈ほどのアゴのバンカーからの練習。その手に握られていたのは、クラブ契約を結ぶダンロップの新作、クリーブランド『RTX 4ウェッジ』だ。
もともと、海外ではすでにローンチされていた同クラブを7月の海外メジャー「全英オープン」で「打った感じがよくて、“すぐほしいです!”といって、バッグに入れました」と即決。スコットランドでは、地面の硬い全英オープン仕様に、思い切りバンスを削って使っていたが、今週やっと日本仕様のモデルが手元に届いた。
「一番違うのはネック。アイアンと流れが似ているので、すごく打ちやすい。僕は打った感触で決めるので、いいものは絶対すぐに使います。今週も絶対に役に立つと思います」と、今週手にしたばかりの新兵器を本戦でも投入予定だ。
5月の「ミズノオープン」、6月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」と初優勝を含め今季2勝を挙げている秋吉。「昔からトータルドライビングが上位にいるので、それが生かせるコース」と、信頼を置く新兵器と自慢のショットで、前週チャンピオンの後輩に負けずツアー3勝目を目指す。
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