<フジサンケイクラシック 事前情報◇29日◇富士桜カントリー倶楽部(7,566ヤード・パー71)>
先週の「RIZAP KBCオーガスタ」でツアー初優勝を挙げた出水田大二郎が、今週は久々のプロアマ出場を果たした。
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体調不良で欠場となった石川遼にかわり、急遽プロアマに組み込まれた。プロアマ出場は、今季国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」以来。選手会長の代打とあって組み合わせも豪華で、スピードスケートで五輪出場経験のある橋本聖子さん、加藤条治氏、元フィギュアスケート選手の小塚崇彦氏とともに18ホールを回った。
「すごいメンバーで、ありがたかったです。何を話したかな…いろいろ話したんですけど…」と緊張もあってか苦笑い。しかし、競技は違えどトップアスリートとのラウンドは、刺激にもなったようだ。
肝心の本選に向けては、「上を目指してやっていきたいですね」と涼しい笑顔。今季は、昨年賞金ランキング66位の資格で自身初のシード選手として参戦したが、すでに優勝を決めて来季の出場権も確定。「のびのびとゴルフができると思います。攻めていけると思うので、自分の持ち味を出していける」と気持ちの余裕が生まれたことが大きい。
7566ヤードと歴代4番目の長さを誇る本大会(※1973年ツアー制施工後における18ホール最長ヤーデージ)。296.15ヤードを誇る持ち前の飛距離も存分に生かせそうだ。「次の目標は2勝目。2勝して本当の優勝かなと思います」。現在賞金ランキングは18位。トップの時松隆光との差は約2000万と、2勝目を挙げれば賞金王争いも見えてくる。昨年は、RIZAP KBCオーガスタと本大会、2週連続で15位タイと上位で終了。「イメージもいいですし、僕の中では自分は“夏の男”」と自負するだけに、夏場最後の戦いでもう一旗あげたいところだ。(文・谷口愛純)
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