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過去には観戦も…北海道出身・菊地絵理香はANAオープン中止に「厳しいと思っていました」

＜日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 2日目◇7日◇小杉カントリークラブ（6,605ヤード・パー72）＞
6日（木）の午前3時ごろ、北海道胆振（いぶり）地方中東部を震源として最大震度7を観測する地震が発生。それを受けて、日本ゴルフツアー機構（以下JGTO)、大会主催者と関係者で協議を行った結果、9月13日（木）から北海道北広島市にある札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催予定だった国内男子ツアー「ANAオープン」は中止となった。
【写真】暗闇の最終ホール　2日目の戦いを特選フォトで振り返る
この決定に、1度試合を観に行ったことがある、という北海道出身の菊地絵理香は「まだ復旧できていないので開催は厳しいと思っていました。そこは仕方ないかな」と残念そうな表情を浮かべた。
北海道・千歳市にいる自身の父は、一夜明けてもまだ過酷な状況下にいる。「千歳は停電していて、セットコンロをスーパーに買いに行こうとしたら、お客さんがすごくいてなかなか買えなかった、と話していました。今もなお大変な状況だと聞いています」。故郷の被害状況を聞く度に胸が苦しくなる。
地震のあった昨日の第1ラウンドを終えた後、「私たちにできることは限られている。まずは今週ゴルフを頑張って結果を出したい」と話していた菊地。第2ラウンドも粘りを見せてトータル5アンダー・6位タイに浮上した。「あすも1ホール1ホール消化することにベストを尽くしたいと思います」。楽しみにしていた大会も中止となった故郷に、少しでも良いニュースを届けるべくクラブに思いを込める。（文・秋田義和）
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