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北海道出身、地元への思いを抱く選手2人が上位キープ　首位の申ジエが差を広げるか？それとも…【3日目展望】

＜日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 3日目◇8日◇小杉カントリークラブ（6,605ヤード・パー72）＞
富山で行われている今季メジャー第2戦は、いよいよ決勝ラウンドに突入。小杉カントリークラブは朝から強い雨が降りしきる難コンディションとなっており、まだまだ一波乱起こる可能性も秘めている。
雨のムービングデー…　大会3日目の様子も現地からライブフォト配信中
2日目を終えトータル11アンダー、2位以下に5打差をつけ申ジエ（韓国）が一気に優位に立った。8バーディの「66」を記録した前日だったが、ホールアウト後に「最後まで集中力を切らさなかった選手が、最終的にいいスコアを出すコースだと思う」と話すなど決して慢心はない。2週連続優勝に向け、試合をリードしていく。
一方、ジエ以降は混戦の様相を呈している。トータル6アンダーの2位タイには大山志保、小祝さくら、福田真未、テレサ・ルー（台湾）の4人がつけている。いずれも実力者が名を連ねており、小祝が「伸ばさないと、ジエさんの位置までいけないので、しっかりと攻めていきたい」と言うように、残り2日間での逆転を目指し追走態勢に入る。
トータル5アンダーには、6日に震度7の地震が襲った北海道出身の菊地絵理香ら5人が続いている。小祝同様、菊地は「私たちにできることは限られている。まずは今週ゴルフを頑張って結果を出したい」と地元への思いを抱きながらのラウンドを続け、しっかりと上位につけている。その思いを、さらなる好ラウンドに繋げたい。
このほか、トータル4アンダー・11位タイの有村智恵、アン・ソンジュ（韓国）や、故障明けながらトータル3アンダー・14位タイにつける鈴木愛らがその実力をしっかりと発揮する展開となっている。前日の午前中も強い雨が降り、長く、重いラフに苦しめられた上位選手が大きくスコアを落とすというシーンも見られた。再び小杉CC上空を包む大荒れの空が、ムービングデーを“嵐”のラウンドにするかもしれない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>