<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇9日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
7月上旬の「ニッポンハムレディス」の練習日に右手首を痛め、次週の「サマンサタバサレディース」から約2ケ月間ツアーを離脱していた鈴木愛。久々にツアー復帰となった今大会は、トータル2オーバーで4日間を完走した。
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トータル3アンダー・14位タイで予選を通過。上位争いをするなかで迎えたムービングデーに「人生で初めて…」という5パットのトリプルボギーを叩き一気に後退。トータルイーブンパー・31位タイで迎えた最終日だったが、前半で1つ伸ばしたものの、折り返しての10番で「1mちょっとから3パットしてしまった」とダブルボギー。そこから切り替えられず、スコアを2つ落としてホールアウトした。
「全体的に思ったよりは悪くなかったですが、凡ミスが多い。1日1回は“え〜”というようなミスをやってしまう。久しぶりということもあって、そこから上手く切り替えられなかった」と振り返る4日間。手首も「痛みがゼロとはいえない。明日また先生に見てもらって、来週以降出られるかどうか決めたい」と完治には至っていない。
それでも、今大会で復帰できたのは好材料。「欲を言えば普通の試合で復帰して慣れてからメジャー、という流れが良かったですが、今週出られただけでもよかった。まだ10試合くらい残っているので焦らずやっていきたい」とまずはこの舞台に戻ってこられたことに満足している。
焦りはないが、女王の座を譲るつもりはない。「ソンジュさんもジエさんも調子がいいので、これからの試合が大事になってきます。賞金女王にはこだわっています」。そのジエは現在単独トップを快走しており、このまま優勝なら賞金ランキングで抜かれることが確実だが、「申ジエさんには負けません!」と強く意気込んだ。(文・秋田義和)
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