<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇9日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
首位の申ジエ(韓国)を6打差から追いかけた小祝さくらだったが、最終日に1バーディ・3ボギーの「74」とスコアを落とし、トータル4アンダー・単独6位で4日間の戦いを終えた。
最終日のプレーについて聞かれた小祝は、前半の失速を悔やんだ。特に、この日の平均スコア「4.6885」、バーディがわずかに2人という7番パー4。小祝もボギーを喫したこの最難関ホールについては「ピンポジションが難しくて…」とお手上げ状態だったことを明かした。
それでも雨が強まった後半9ホールはすべてパーを並べるなど、徐々に集中力を発揮。「難しいホールが続いたので、“パーでいい”と切り替えたのが良かった」と難コンディションのなか大崩れしなかったことを評価した。
メジャーでの4日間については「この試合でここまでできるとは思っていなかった。でも1位との差が凄い(12打差)。実力の差も出るし、もっと技術を上げないと」と、先週の「ゴルフ5レディス」でプレーオフのすえに敗れたジエの壁をまたしても痛感する結果となった。
「嬉しさも、悔しさもない。ただ課題がたくさん見つかった大会でした」と、今後はアプローチの精度と4日間平均29.75回に終わったパットを改善点に挙げ調整を進める。
次戦の「マンシングウェアレディース東海クラシック」、さらに再来週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」と今後はホステス大会が2試合続く。それ以降についても「最後まで試合に出るので、たくさんトップ10に入れたらいいなと思います」。ここから再びツアー初優勝を狙う戦いを続ける。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA.Net>